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Tank you EveryBody 〜主を守る者〜  作者: 水矢伸
兵士編
5/12

戦闘配備

今回はちょっと短めです。

これですべての研修が終わったのだが、ミルク教官はそのまま部屋から出て行くことはなく


「これからみなさんは、わたしと一緒に害虫駆除に行ってもらいます。実戦にむけて、作戦を伝えます。」

「「「はい」」」


久しぶりにみんなが返事をした


「みなさんは、前衛で害虫の侵攻を防いで下さい。このチームで攻撃できるのは、わたしだけなので、大変ですが、頑張って下さい」

「「「はい」」」


「侵攻を防ぐのは、戦闘研修で習ったことを活かしてもらえれば大丈夫ですので、出来る限り数を減らして行きましょう」

「「「はい」」」


「わたしたちの班はこれから『胃』に向かいます。そこまで厄介な害虫は出ないとは思いますが、とにかく数が多いので、他のチームとも協力して、頑張って侵攻を防ぎましょう」

「「「はい」」」


淡々と話が進められていったが、この理由は後から知ることになった。というか実感した


「『胃』に向かうにあたり、今回は赤血球のチームとも合流して対応します。それでは早速赤血球チームと合流しましょう。わたしの後に付いて来てください」


ミルク教官は、そう告げ、部屋から出て行った

その後を追うように順序良く全員が向かったので、俺も全員に合わせ後を追った


後を追って部屋を出るとちょっと広い通路のようになっていた。相変わらず、壁や天井などは、体の中だと言わんばかりの風景だ


そして、数分進んでいくと…


目の前は海のようになっており、俺たちは砂浜のような場所に出た


見上げると、光を発している物体があった

太陽のような感じだが、直視できないほど眩しいということはなく、神々しいといった存在物だ


俺はその物体をよく観察してみる

「うん」あれはおそらく心臓だ


あれが心臓だとすると、まるで太陽と同じような距離感があるので、俺のサイズはとてつもなく小さい


そしてこれが体の中だとすると…とてつもなく広い


俺のサイズから推測すると、この体の中の世界は太陽系より広いのだろう。と考えながら進んでいると、全員が立ち止まった


前の方を見るとミルク教官が女の人と話していた


ミルク教官と話をしている人は赤血球の人だ。というか女性は赤血球だと説明をされたので間違いない


そしてその女性は、赤血球の兵士長だろう

その女性の後ろには、俺たちと同じように500人の女性が控えている


つまり、その500人の女性は赤血球の兵士だろう

俺以外の白血球の人と同じように新米っぽい雰囲気が出ている


俺たちとは違い、赤いバンダナをしている

今から運動会でもするのかといった感じだ


そんなことを考えていたのだが、その間にミルク教官と赤血球の兵士長との話は終わったらしく、ミルク教官が俺たちに向かい


「もうすぐ主の食事が始まります。食事が始まると食べ物と一緒に黴菌がやってきます。その黴菌が体の中に侵攻しないように胃の海へ押し返してください。主が食べた物によっては、稀にとんでもない黴菌もいますので、そんな黴菌がいた場合には、わたしたちにはどうすることも出来ませんので、直ぐに知らせてください」

「「「はい」」」


「そろそろです。準備はいいですか」


ミルク教官の説明が終わると胃の海と呼ばれた所からスライムのような黒い物体が現れた


それに続くかのように次々と黴菌がやってくる


スライムのような黴菌が多いが、中には俺と同じぐらいの大きさをしている狼の獣といった個体もいる


そしてその黴菌たちがとうとう俺たちの前に迫る


ミルク教官から大きな声で号令がかかった


「行けー」


俺の初陣が始まる

次から戦闘が始まります。

迫力あるものにしたいですが、上手く表現できるだろうか…

頑張ります

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