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第1話 突然の出来事

永野優ながのゆう

本作の主人公。


音無紅寧おとなしあかね

永野優の彼女で幼馴染。大人びた性格の持ち主。


黒沢海斗くろさわかいと

優の幼馴染で親友。いつも優とふざけあっている。


藤宮雫ふじみやしずく

海斗の一つ下の彼女。紅寧を尊敬している。




目が覚めてパンを食べながらニュースをつけた。

「6月27日、今日のニュースです。笠間選手の直筆サインはニューヨークで予想の3倍以上の価格で落札されました」

 食べ終わり家を出ていつも通りに通学路を歩いていた。

「よっ、優おはよ眠そうだな!」

 下駄箱で眠気を覚ますように背中を叩きながら話しかけられた。

「昨日夜までゲームをしていたからな」

「ちゃんと勉強してるのか?ゲームのやり過ぎで期末の点数を落とすなよ」

「赤点にさえならなければ大丈夫だから」 

 話しながら教室に向かった。そして自教室のドアを開け自分の席に向かった。

「紅寧おはよう、今日も綺麗ですね」

「そう、ありがとう」

 照れ臭さを出しながらも少し照れた表情を見せている。

「みんなの前で朝からイチャイチャできるなんて強メンタル過ぎて羨ましいぐらいだぜ!」

「お前にも一つの年下の彼女がいるじゃん」 

「そうだけど君たちみたいに朝から堂々とできるメンタルは僕には備わっていないんだ!」

からかう様に話していると教室のドアが開いて先生が入って来た。

「お前ら座れ〜、出席を取る」  

出席簿を見ながら一人一人の出席を取って行った。

何気ない日々が過ぎて6限目のチャイム音が鳴った。

「紅寧一緒に帰ろう。あとついでに海斗も」

「ついでってなんだよ」

と言いながら雫と下駄箱に向かった。

「そういえば、夏休み海斗と一緒に遊園地行こうと思っていますけど紅寧たちも一緒に行きませんか?」

期待の眼差しで聞いて来た 

「予定確認するからあとで連絡する」

 嬉しそうに言った。そして信号が青になり優は白髪の少女とすれ違った。途端、優に向かってトラックが走って来ていた。

「危ない!」

 優は後ろから押され紅寧が身代わりになり血まみれで倒れていた。

「おい、紅寧大丈夫か? しっかりしろ! 海斗、救急車を呼んで! 早く」

 優の手は震えながらも止血している。その後、救急車が来て病院へ運ばれた。緊急手術をしたが傷が深く死亡した。 

「なんで紅寧が死なないと行けなった。代わりに僕が死ねば…」 

 優は叩かれた。

「何のために紅寧は犠牲になった! お前が生きていて欲しかったから優を守ったからだろ! だからそんな事は言うなよ」

悲しい表情で言った。その後、何も話さず家で寝た。翌日、なんとなくニュースをつけた。

「6月27日、今日のニュースです。笠間選手の直筆サインはニューヨークで予想の3倍以上の価格で落札されました」

「昨日のあれは夢か?妙にリアルだった様な…。」 そして学校に行った。

「よっ、優おはよ眠そうだな!」

海斗が廊下で眠気を覚ますように背中を叩きながら話しかけられた。 






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