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次の戦場へ
菊乃屋の成功で、天下統一エージェンシーの名は業界に知れ渡る。次のクライアントとして、地元の老舗酒蔵「清龍酒造」からオファーが舞い込む。だが、電王社も同じ酒蔵を狙い、黒田龍一自らが動くとの情報が入る。家康は刀(実は100均の模造刀)を手に、「太郎よ。次の戦は、電王社との正面対決じゃ。民の心を掴むのは、某か、黒田か。試される時が来た」と告げる。
太郎は家康の背中を見ながら、胸を高鳴らせる。「じいちゃん、俺、絶対負けない。天下統一エージェンシー、天下取るよ!」チームは新たな戦に向けて、夜通し作戦を練る。渋谷の雑居ビルに、希望と闘志の灯がともる。
一方、電王社のオフィスでは、黒田がワイングラスを傾け、笑う。「徳川家康?面白い。だが、この業界は俺の戦場だ。天下統一エージェンシー、まとめて潰してやる」
戦国の知恵と現代のデジタルが融合した天下統一エージェンシーの戦いは、さらなる高みへ。電王社の策略と、家康の調略が交錯する中、太郎たちの旗は、まだ高く掲げられ続ける。