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彼女とスプラッシュマウンテン
○彼女とスプラッシュマウンテンに乗る
家に入って、しばらく考えると、いずれ来たる結婚へ向けてのイメージが湧いてきた。そのままデートシミュレーションへと思索が進んだ。僕は、テーマパークへと彼女と遊びに行っていた。設定は夜の8時だ。スプラッシュマウンテンに乗って楽しんだその後。景色を見ながらラウンジにて佇んでいる。僕は彼女と一緒に豊かな世界を見ている。
ファイアワークが天を彩る。僕の隣の彼女が幸せを称えてはにかむ。喜んだ僕は彼女の頬にささやく。ずっと一緒にいような!女子の顔と化した美女は僕に約束してという。私を幸せにして。ずっとだよ。僕は笑顔でオーケーする。この子だったらずっと守れる。そう思えた。
僕はシミュレーションを止めた。僕は未来をイメージできたんだ。進むしかない。進んでいくしかない。僕の決意はそのままで生きていくことを薦めた。蒲団の中の僕は、そのまま雰囲気を見て佇むばかりだった。