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クライイングサイクリング  作者: 森ノ宮シェリー
7/10

マネーリングと知らないおっさん

○マネーリングを、決める

次の日。近所のファミレスにやって来た僕は、ノートブックを開いた。以前から考えていた、事業における要項を作ることにした。そっとしておいて欲しいのだが、少し贅沢かもしれない。一応できたし、これは先生に見せてみよう。東京の偉い中野の弁護士の先生だ。中野駅から徒歩5分に位置する、朝の情報番組に出ている弁護士に見せてみる。とにかくこれを先生がオーケーすれば、この事業は完璧だろう。だったらこの要項をマネーリングと呼ぼう。マネーが回るからマネーリング。僕はそう決めることにした。



○しらばっくれんな

マネーリングを決めたファミレスの帰り、家の前に知らないおっさんが突っ立っていた。

「お前、自転車盗ったろ」

「は?お前には関係ねえよ」

「お前のせいで苦しんでるやつがいるんだよ!」

「そんなわけあるかよ。もうその件とオレは関係がねえんだよ」

「しらばっくれんな。この野郎」

「はあ!?」

「わかった。これが最後の脅しだ。じゃあな」

そんな感じで、おそらく裏家業なのだろう。あのおっさんは帰っていった。本当、なんだったんだろうな、あいつ。近くにいた犬は首をかしげ、立ち去っていった。


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