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多種族国家の建国日記  作者: グリドナ
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007

 一ヶ月経ち、みんなの様子を聞いてみた。


 ウーフは毎日ダッシュをしているが、効果についてはまだ感じられていないようだ。

 このまま続けていいのか悩んでいるように見えた。かと言って僕は獣人じゃ無いし、知識も無い。

 取り敢えず続けるしか無いと考え、もう一ヶ月様子を見るようにした。


 エルドは生き物の索敵範囲が30cm伸びたらしい。効果はあったようなのでこのまま続けることにした。

 今は始めたばかりなので、伸びが短いのかもしれない。後でドカンと伸びてくれることに期待する。


 オリビアはーー寝てるので、放置する。

 ただ、今までに見たことない、直径10cm程度の丸い何かがオリビアの頭の上にふよふよと浮いている。

 何かしらの成果なのだろう。また折を見て聞き取りすることにする。

 

 カルドは出来上がっていた。

 見ろこの筋肉!と言わんばかりに上半身を脱いでアピールしてくる。

 一体どんな特訓をしたのか聞いてみると、ウーフに殴ってもらったり、イリヤに殴ってもらったり、石を投げてもらったり、

 丸太が降ってくる罠を自ら作ってその罠にかかることで丸太を受け止める訓練をしていたようだ。

 少しずつポーズを変えるカルドが鬱陶しいので、成果の確認はすぐに切り上げた。


 僕は使える魔法が増えた。イメージすることで魔法の質が上がることが分かったので、全く新しい効果が出る魔法をイメージして使うとどうなるのだろう、と考え特訓した。

 結果、使えた。長老曰く、これは僕のユニークスキルというやつで、なんか凄いらしい。

 

 イリアは時々みんなのところに現れては消え、現れては消え、何をしていたんか掴めたに。

 主に僕とカルドを殴っていたんじゃないかと思った。

 それでも裏で何かしている気配を感じたので確認してみたが、何もしていないと言う。

 魔物と戦うと言う点では全く期待していないので、特訓はいいかな、と思った。


 そして更に一ヶ月経つと、ウーフに変化が起こっていた。


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