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遅れたくせに、クソ短いです。
すみません。
「リヒト殿下!」
ぱあああ。
そんな効果音が聞こえるくらいに、わかりやすく表情が変わりました。
笑うと可愛いんですよね。
流石はヒロインさんです。
「どうした?何があった?」
きんきらきんの方が慌てて声をかけています。
私を見る目には、完全に責める色が見え隠れします。
まあ、確かに状況証拠的には私が虐めたみたいに見えますね。
だからといって、頭っから決めつけるのはどうでしょうかね。
そういうところが未熟なんですよ、王太子さま。
…って、ついつい母親的視点で考えてしまいましたが、今はそんな場合じゃないですね。
取り敢えずこの場を切り抜けないとです。
「すっごく、怖かったですぅ〜。助けに来てくれてありがとうございます!リヒト様はお優しいですね!」
「そんな事はないよ。怖かったろう?怪我はないかい?」
「お陰様でないですっ!危ない所でしたぁ。」
「取り敢えず、ユウナ。君は先に帰りなさい。後は僕に任せて。」
「はいですぅ!リヒト様、ありがとうございます!」
…ボケーっとしている間に話が終わったみたいです。
気づけば、ヒロインさんはここにはいらっしゃいません。加えて、王太子さまの中では、悪者は私に確定みたいです。
すごいですね、ヒロインさんって。嘘は言ってないのに、私が悪者になりました。
ま、状況が状況ですしね。
「リリアーネ。君には心底がっかりしたよ。まさか、か弱い女性を脅して、挙げ句の果てに怪我させるなんてね。」
…怪我はさせてません。そして、脅してもいません。
脅したり責めたりしたのは、どこぞの御令嬢です。
取り敢えず、否定しておきますか。
「申し訳ありません。私にはそのようなことをした記憶はないのですが…」
「往生際が悪いな。素直に認めたらどうだ?」
「素直に…とおっしゃられましても。私はユウナ様をお見かけしたので、声をかけたに過ぎませんので…」
「…はぁ…」
否定したらため息をつかれました。
まあ、状況が不利ですからね。
自分がしていない事で責められるのは癪ですが、悪役らしい事をできたとプラスにとりますか。
…虐めようなんて目的は、すっかり抜けてたんですけど。
「もういい。」
あ、行っちゃいました。
完っ全に勘違いされましたね。
否定しても信じて貰えないでしょうし、諦めも肝心でしょうね。
まあ、当初の目的も思い出せましたし、いいとします…か。
と言うか、私なんでこの辺歩いてたんでしょう。
…
「あーーーーーーーーー!!」
書類提出、忘れてましたっ!!
ソフィー、ごめんなさいです!
こうも遅れまくると、いっそ不定期更新にしようか思えてきます。
…って、それじゃダメですね!
来週はちゃんとします!




