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読んでくださりありがとうございます。

また更新遅れました。

すみませんでしたm(_ _)m

入学式も過ぎ、歓迎会も過ぎ、部活も決まりました。

となると、残る行事は文化祭だけだと思いますでしょう?


違います。

まさか…学生の本分は遊びだなんてふざけたことが、まかり通るはずないでしょう?

学生の本分は、もちろん、お・べ・ん・きょ・うです。


というわけで、みなさんお察しの通り夏休みの前にはあれがあります。

そう、定期テストという地獄です。


原作では、プライドが高くて典型的なお嬢様だったリリアーネは、前世の記憶が入ったせいなのか何なのか、勉強嫌い(まあ、人並みにはしますよ?)のテスト嫌いになってしまいました。

もちろん、大量の前世の中には学者だったり、医者だったり、教師だったり、果てはまだ見ぬ魔界という名の宇宙へ漕ぎ出すワープ船の開発者だったりしたこともあります。

ですが、転生した際に色濃く出る影響は、つい最近の(いまなら99回目の)前世です。

そして、悲しいかな、99回目の前世は、98回目の前世の8歳にして国の滅亡をかけ戦った少女(名前忘れた)の『もっと、楽に生きたかった。ときめくような恋もしたかった。』という願いに影響され、乙ゲー好きの怠け者でした。

つまり、テストなんて滅びてしまえ派だったわけです。


まあ、だからなんなんだとばかりに、無慈悲にもテストはおそってきましたが…


「なにを呆けてるの?リリー。テスト、そんな悪かったの?」


「大丈夫!私よりは良いって…うわ!トップ10はいってんじゃん!」


「それはそうよ、カイリ。だって、リリーは小さいころから王妃教育を受けてるのよ?」


まあ、それはたしかにソフィーのいう通りではありますが…

それに、私はテストの点が悪くてボーっとしていたわけではありませんし…


「じゃあなんで…」


「あ、私わかった。」


察しのいいソフィーが気付いてくれました。


「たぶん、あれを見たらわかると思う。」


「あれ?」


「ぎゃーーーーーーーー!!赤点!補習確定じゃねーか!学園祭あんのにいい!」


「だからいったろう?その筋肉しか詰まっていない脳みそに、知識を詰め込んだらどうかと。」


「るっせえ!てめ、ぜってえ武闘会だで負かしてやるかんな!」


あ、丁度視線を向けた先で、ベリリアス君とナレオン君がまた言い合ってます。

話を聞く感じでは、ベリリアス君が赤点で、満点主席のナレオン君がそれをバカにしているみたいですね…


て、これじゃないんですよ。実は…


「それじゃなくて、もっと上。」


「上?上なんて校内順位しか…あ、ああ…」


カイリも気付いたみたいですね。

そうです。順位です。


確かに、王太子様より上位がいないと、将来政治を任せられる人がいないということになり、問題です。

でも、王太子様がバカなのはもっと問題です。仮にもリーダーになるのですから、総合とまでは言いませんから、せめて男子内でトップ10はほしいです。


ですが…実際は…


「王太子なのにトップ30圏外ってどうよ…」


「道理で、総合で探しても名前がなかったのね…」


この学園では、合計点数がランキング30位以内に入った人の、名前と点数を開示します。

なので、頭のいいひとの点数を把握できるわけですが…


王太子様は、まさかのランキング外でした。

ちょっとアホすぎませんか?

こんな性格のしかも、王太子の婚約者になる前は、なーーーんにもしてこなかった私でさえこの順位です。

生まれた時から教育を受けてきたんですよね?

もう少しできても…いいんじゃないんでしょうか…?


「まあ、なにはともあれあと待ってるのは、学園祭だけ!」


「一年はほぼお客さんって言ってたしね!」


「…生徒会はそうでもないのよ…」


「わぁお…おつかれ…」


カイリが気遣うような顔で見てきます。

そうなんです。この前レリィ先輩に言われたんですよ。


『ああ、ふたりとも。確実にないとは思うけど、赤点だけはやめてね?生徒会の人数足りないから、二人にも運営にまわってもらうことになってるの。1年生なのに…ごめんね。』


綺麗な顔で、あんなに眉根を寄せて謝られたら、断れませんしこっちが申し訳なくなりました…

まあ、そういう事で実行委員になりました。


なので…


「あ、もうこんな時間!リリー!」


「あ、うん。だから、しばらく別行動が多くなるけど…」


「ぜんぜん大丈夫。弓道部の子といるし。」


カイリは最近弓道部の子と仲良くしてます。

本人は、あれでも商人上がりだから虐められるんじゃないかって戦々恐々としてたので、友人としてほっとしてます。

カイリ曰くソフィーと私のお陰らしいですが…たぶんカイリ自身の性格だと思います。


「リリー!」


あ、ソフィーが呼んでます。

行かないとですね。


「何時集合だっけ?」


「あと5分。」


「その言葉が何よりっ!」


集合時間はわからないですけど。

というか、生徒会室はそこまで近くないので、走らなくては間に合いません。


「ほんとは走っちゃダメなのにい~!!」


そうやって、へとへとでたどり着いた生徒会室では、レリィ先輩達が駆け回ってました。


「レリィ先輩、遅れてすみません。」


「おつかれさまでs…」


「ごめん、2人とも!ソフィーちゃんはこいつらにハンコ貰ってきて!職員室のカルタット先生でいいから!」


「あ、はい!すぐに!!」


さっき入って来たばかりなのに、また走って出て行きました。

いそがしそうですね…


「で、リリーちゃんはこれを300枚ガリ版印刷してきて!」


「あ、はい!!」


確かガリ版ってインクを使うんでしたよね…

昔日本でも使われてましたっけ…


って、それどころじゃないです!

見たところ、本当に仕事は山積みみたいですし、急いで終わらせましょう!!


走りますよーーー!!!



評価、ブクマありがとうございます








インフルが流行ってるらしいですが、皆様は大丈夫でしょうか。

私は、先週の木曜日からやらかしてします。

だから、更新が遅れました。すみません。


…え?何もなくても更新遅れてるじゃん?

そんな事ないよー?やだなぁ…


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