prologueーぷろろーぐ
読んでくださりありがとうございます!
予定より少し早めに連載始めました。
短編版を読んでくださってた皆様、お待たせいたしました!!
これから少しずつ頑張っていこうと思うので、よろしくお願いします!!
…暑い。暑い。暑い。
全身が燃えるように暑い。
嗚呼。
きっと、あたくしは今高熱に浮かされてるんだわ。
周りが真っ白で何も見えない。
何も、聞こえない。
ただ、暑い。暑くて苦しくて。
苦しい?
そうだわ。息ができないのよ。
あたくし、なぜか息がうまくできなくて。
いいえ、違うわ。違うの。
私は、肺結核だった。確か。
治ると言われたのに、治らなくて。
挙げ句の果てに、生まれつき肺が悪い?
分かってたくせに蒸し返さないでもらえます?
嗚呼。
そうだわ。これは前世の記憶。
この、頭に流れ込んでくる膨大な知識は私の前世の記憶。
嗚呼。
あたくしはきっと…悪役令嬢なのよ…
……
また、か…
また、転生なのね。
あの時、神様に二度と転生したくないと言ったのに…
これで記念すべき100回目ね。
100回目なら…幸せになりたいわ…
そうね、65回目の転生のときみたいに。
優しい夫と可愛い子供たち。
美味しいパンもあったわね。
異世界に飛ばされたのに、幸せだった。
あんな日々をまた送れるなら…転生しても良いかもしれないわね…
あんな夢のような幸福な日々を…
……
あら?誰かあたくしを呼んでいるわ。
あれはお母様かしら?
行かなくては。お菓子が貰えるかもしれませんわ。
……
だめよ。まだ、行ってはだめ。
私達と貴女が上手く共存しなきゃ行けないの。
…キョウゾン?
そうよ。一緒に住まなきゃいけないの。
…一緒に住むのかしら?だとしたらお家がいいわ。美味しいお菓子もいっぱいよ。お姉様達も気にいるわ。
そうね。とっても魅力的。
だから、貴女の記憶の中に私を住まわせて。
…あたくしの記憶…?
そう。貴女の記憶。
貴女が、上手く暮らせるように私も手伝うわ。
…ならいいわよ。一緒に暮らしましょう。
ええ。物分かりのいい子ね。きっといい子に育つわ。
だからお姉様の言う事をきちんと聞いてね。約束よ?
…うん。やくそく!
なら…いいの…
……
とてつもない量の、前世の記憶。
人1人の99回分の人生の記憶。
でも、飲み込むのには、そう時間がかからなかった。
慣れてしまっていたから。
……
暑い。暑いわ。本当に暑い。
あら?この手は冷たくて気持ち良いわね。
あら?声が聞こえるわ。
……
これからよろしくお願いしますm(_ _)m
できるだけ毎週日曜日に投稿していこうと思います!!
何かありましたら、感想欄にお願いします!




