揺らめく業の果て
掲載日:2017/08/14
見てはならぬと人は言う
知ってはならぬと人は言う
蠢く業に囚われて
御霊が穢れを抱くから
触れてはならぬと人は言う
追ってはならぬと人は言う
蠢く呪いが纏いつき
己に禍招くから
蠢く怨念目にすれば
同じモノへと成り果てる
蠢く呪いに触れたなら
狂いがその身に降りかかる
怒りが呪いに変わるまで
嘆きが恨みに変わるまで
痛みを与えた者達は
己に還ること恐れ
自らその目を潰して狂う
怒りが呪いに変わるまで
嘆きが怨みに変わるまで
痛みを与えた者達は
己に還ること恐れ
自らその手を落として果てる
逃げ死に逃れた者達も
見知った事には変わりなく
死した魂捉えられ
新たな業と怨みの渦へ
怨みの念はゆらゆらと
手招くように人を待つ
目に留まるよう揺らめいて
見知った者を連れていく




