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夏の追憶:くしゃみ

 七月が終わるまでには宿題をまとめようと、漢字の読み書きが綴られたノートとにらめっこしていたら、少し大きいくしゃみが出た 。


 夏風邪かなとか思いながら鼻をすすって、にらめっこを継続。いや、もしかしたら熱中症なのかもと考えなおすけど、部屋の冷房が良い具合に涼しいから平気だなって安易に暗示をかけた。



 だったらなんで?



 何回もノートを見なおしても間違いなかった。



 まるで絵本から飛び出してきた生きた魚なのかのように浮かび上がっている小学生の文字が、ひらひらと部屋のなかを自由に泳ぎまわっていたのだ。




 不思議な能力を解き放った、小学生最後の夏の思い出。




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