「第4の壁」について
「よう、元気してる?風邪ひいてない?
……え?誰に話しかけてるって?お前だよお前。
お前『第4の壁』って知ってるか?舞台用語なんだけどさ
あの空間の中は4つの壁で仕切られてて、正面の壁だけが
透明になってるんだとさ。笑っちまうだろ?
そんで観客は舞台上の「劇」を客観的に観ている、ときたもんだ。
はっきり言うが、俺はそんなのくそ喰らえだね!
何で俺達が『見られているのを知らない』体で動かなくちゃ
いけないんだ?目の前に客がいるだろうに。
ほら、最近だと観客も巻き込んで行われる舞台もあるじゃん?
俺はああいうのが好きなんだよ!
観客との触れ合い!そしてあわ良くばメアドゲッ……ととぉ。
んじゃあ今日はここら辺にしとくか。俺の本音が出そうだったし!
それじゃ、またどこかで会おうぜ!「一人の観客」さん!」
**了**
舞台って本当にしんどい。衆人観取の中で役を演じなければ
ならないから。けれど、最近そういう舞台も減ってきたように
感じます。 皆さんは、漫画の登場人物や舞台役者が自分に話しかけて
きたら、どうしますか?