表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/9

プロローグ

ある日常




Bブラボー1!敵小隊とコンタクト《衝突》!」


Dドッグ2が、中央街道にて足止め!機関銃陣営だそうです!」


Aエイブルが、敵斥候分隊と交戦!クリアしました!」





どこかの市街地


地図上に存在しないここで、今日も戦う人がいる


戦う者の顔には、最後と言わんばかりに


楽しみ、笑っている





「B1は後退し、B2と合流!

D2はスモークを焚いて粘れ!今から向かう!

Aは気を引き締めろ!漏れた敵部隊が来るぞ!」



銃声


爆発音


悲鳴


破壊音




様々な爆音が轟く中、確実に指示を飛ばす司令官



そんな彼も、銃を持ち、部隊と共に走る





『こちらCチャーリー!敵戦車とコンタクト!

交戦しながら撤退っガアッ‥‥‥‥‥』


「航空支援要請!7-6-2!C部隊壊滅状態!」


Eエコーが穴埋めします!』


「D2と合流60秒前!」


「ケツの穴閉めろ!D2と合流して、機関銃陣営を潰すぜぇ!」


「「「Huuuyaeee!」」」


「相棒!あの建物に登って視界を確保してくれ!」


「視界に捉えた敵は?」


「索敵殲滅《サーチ&デストロイ》だ!」


「了解。」


「補佐官!

半分を率いて迂回して、陣営の後ろに回れ!」


「了解です!」


「スリルと死を感じたいのは、俺について来い!」


「「「Yes sir!」」」




スモークのたちこむ激戦区に突入する、死にたがり共


勝利を手にする為、迂回する部下達


1人、建物に侵入して、孤独な戦いに挑む、スナイパー




彼等は戦う



この最後の戦いを









「残り何分だ!」


「5分です!」


『迂回部隊!

カミカゼを喰らい、被害大!』


「足があるなら立て!

手があるなら銃を握れ!

パーティーが終わっちまうぞ!」


「し、死に猫だ!

レイブン無人偵察機の映像から、機関銃陣営にいるのは唯一人!

死に猫です!」


「相棒まだか!」


『小規模狙撃班が、占領していた。

掃除スイープ中。』


「早くしろ!おい、スモークを切らすな!」


「ガナー《機関銃士》が殺られた!」


「機関銃パクって撃ちまくれ!」


「殺してくれ!目の前が真っ赤だっ!」


「どうせ死ぬなら!最期まで弾幕張りやがれ!」


「ファック!クソッタレ!」


掃除スイープ完了

射撃地点到着。』


「死に損ない!

最後の大仕事ができたぞ。


やるか?」













たった一人の機関銃士は、ひたすら弾幕を張り続けた


銃弾が掠めようと、ずっと弾幕を張り続ける


低倍率スコープに、頭を捉えると、ヘッドショットを喰らわせながら思う



後少し



後少しで戦いが終わる



そう思ってた、一人の機関銃士だったが、今度は近くにグレーネードが着弾

その爆発により視界が制限させる


そんな中、塵の舞う中を走り、此方に向かってくるシルエットがあった



バカだ



そう思い、低倍率スコープのレティクルを走る奴の頭に会わせ、引き金を引こうとした時


低倍率スコープの上の方で、光が輝いた



思った時にはもう遅く


たった一人の機関銃士の意識は無くなった














『ヘッドショット、ヒット。

引き続き支援を行う。』


「ありがとよ相棒!さあ、弾を再分配しろ!勝つぞ!」


「「「Huuuyaeee!」」」


『こちら補佐官、敵本隊と戦闘中。

エネミーリーダーを確認。』


「パーティーは終盤だな。

まだ保つか?」


『どうやら無理そうです。

我が隊の全滅を確認。

先に逝きます。』


「応よ、また会おう。」


また一人


また一人と命を落とし、この戦場から、消え去る者達



『こちらA隊!敵主力部隊と交戦!汚い花火を上げます!お先に!』


「逝けい

!さっさと逝ってこい!」



地面を揺るがす衝撃


その後に閃光と爆音が後方から感じられる



「奴等との、決着をつけるぞ!俺に続け!」



走る


散っていった仲間の分を走り、敵を撃ち倒す



『敵狙撃小隊と交戦。

支援不可。』


「気にすんな!終わらせてくる!」


「レイブンの画像から、敵本隊が100m先に待ちかまえてます!」


「残り何分だ!」


「2分です!」


「フラッシュバン!」



曲がり角にさしかかり、フラッシュバンの指示を出した司令官


それに応え、投げ込まれる無数のフラッシュバン



閃光、爆発音、閃光



何回も繰り返される、閃光と爆発音の嵐



「クソッ、GO!GO!」



命惜しまず、死地に飛び込み、ひたすら弾をバラ撒く死にたがり共


それに応じるかの様に、敵の弾丸が飛んでくる



「撃て撃て撃て!」


「Reloadeing!」


「弾が切れた!突っ込んでくる!」


「逝ってこい!」


「敵グレーネード!」


「投げ返せ!」



弾丸が飛び交う最中、司令官は見た


敵の中に見知った顔がいることに



「敵リーダー目視!ありったけのグレーネードを投げろ!もしくは撃て!」



ピンを抜く音


発射機にグレーネードを積める音



「ブァーと逝ってみよう!」


「「「Fire in the throw」」」



少しすると、撒き上がる砂塵と肉片


それを合図に、遮蔽物から飛び出し、突撃する



司令官の構えたアサルトライフルの先には、たぶん緊急回避した後なのだろう、敵リーダーが道のど真ん中に片膝を突いていた



「コイツで終わりだぁ!」


「なめるなぁ!」



敵リーダーも、レッグホルスターに収めた、ハンドガンを、司令官に向ける


お互いのアイアンサイトが重なり、引き金を引こうとする


この一発で、因縁の対決に幕が下りるのだろう







しかし







神は残酷だ






《エラーが発生しました。》


《運営を終了します。》



「「え?」」




《転送準備します。》


《長い間、このゲームを御利用頂き、誠に有り難う御座いました。》



「え?もうお終いか?」


「エラーって何だ?」



《ようこそ、異世界へ》



「ちょ、まっ」




《運営を終了します》






ブツッン







いきなり切れた画面



そして



その前にいたある者達は、どこにも居なかった





銃器、兵器、人名、キャラは随時募集!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ