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異世界で俺は最強召喚獣?!  作者: アマツカサ
第二章 すれ違う思い、または見習い卒業
17/23

マッドプラント戦

〜ユーゴ〜


 俺は一気に間合いを詰め殴りかかった。


「おりゃぁぁあ!」


 マッドプラントは顔の形のうろがある切り株型のモンスターで、左右から生えている枝を鞭の様にしならせて攻撃してきた。


「ぐはあっ!」


「ギィィ!」


 拳と枝が交差しその衝撃で互いに吹き飛ばされた。


(痛ってー!!身体が千切れ飛んだかと思った!)


 しかし吹き飛ばされたおかげで骨折などの心配はないのは不幸中の幸いだった。


「ファイア・ボール!! ユーゴさん!大丈夫ですか?」


 イリアが俺と相打ちになった相手を燃やして止めを刺し俺を庇う様に立つ。


「ちょっと油断したけどもう大丈夫。俺が前に出るから倒し損ねたの頼む。」


 俺はマッドプラント達へ駆け出しながら魔力武装化で両手に魔力を纏わせ、襲いかかって来る枝を手刀で切り落とした。


 【武器を装備していない時】に発動し体術や身体能力の大幅上昇を施してくれる無刀流に加え、魔力武装化した手刀は下手な刃物より斬れ味が良くマッドプラントの枝は面白い様にスパスパ切れ、抵抗らしい抵抗も無く2匹のマッドプラントを両断した。


「ぐっ?!」


 途端、ダメージを受けてもいないのに何kmも走った様な疲労感と力が漲って来るのを同時に感じた。


「ユーゴさん?!」


(何だこの疲れ?・・・はっ、もしかしてレベルアップか?)


 急いでステータスを見るとレベル3に上がっていたが最大値に比べHPが3割位しか残っていなかった。


 つまり、レベルアップし最大値が増えた事で残量との差が大きく開いた為擬似的にダメージを負ったかの様な疲労が生まれた訳だ。


「攻撃は食らってないから大丈夫。」


(体力回復してこの疲労を何とかしたいけど、MPも残り少ないからこれ以上魔法は使えないし、回復薬を飲む余裕も無い。か、仕方ないここは一気に殲滅だ!)


「イリア!これから殲滅に入るけど、もしもの時の為に退路の確保もお願い出来るか?」


「任せて下さい!」



 数十分後



『はあ〜しんどかった〜。けどやっと終わった〜。』


「ユーゴさんお疲れ様です。まさかこんな短時間で倒せるとは思いもしませんでした。」


 その後さらに増えて計22匹ものマッドプラントを倒した俺たちは素材となるマッドプラントの枝を回収し急いで森から出た所でMPが切れてしまった。


『疲れたし今日は切り上げてギルドへ行こう。』


「そうですね。流石にあの修羅場の後に狩りをする気にはなれませんし、早く帰って寝たいです。」


 因みにマッドプラントを倒した事で俺はレベル10イリアはレベル11に上がった。どうやら与えたダメージによって経験値配分が決まるらしくイリアとの差が一気に縮まった。


 しかし、またレベルを追い越し召喚出来なくなってはいけないので今後はEXPギフトで俺が入手する経験値の半分がイリアへ行く様にセットした。


『後はレベル10も超えたし可能ならランクアップもしてみない?』


「そうですね。冒険者になって一日でランクアップなんて早過ぎて合格出来るか不安ですけど、ユーゴさんと一緒なら何だって出来ちゃいそうです。」


『なら善は急げだ。今日中にEランクになっちゃおう!』


 という事でギルドへ着いて素材を売った後、早速Eランク試験の申請をしようとしたのだが、もう日が暮れるからまた明日起こし下さいと追い返されちゃいました。

☆簡易表

ユーゴ

魔法戦士レベル10

HP:623

MP:350

ATK:490

DEF:219

INT:234

RES:215

HIT:262

SPD:487


イリア

召喚士レベル11

HP:91

MP:180

ATK:37

DEF:38

INT:111

RES:95

HIT:77

SPD:55

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