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異世界で俺は最強召喚獣?!  作者: アマツカサ
第二章 すれ違う思い、または見習い卒業
16/23

ダーレスの森へ

〜イリア〜


 今のままではユーゴさんは1時間半しか外に居られない。それじゃ一緒に買い物したりとか食事したりとかする事もままならない。


 このままじゃいけない!私は「目標ユーゴさんが一日召喚出来るまでレベルアップ」を掲げていざギルドへ!


 装備や回復アイテムの準備を終え 宿から出た私は冒険者ギルドへ向かいました。因みにユーゴさんは再召喚が出来るまでペンダントでお休み中です。


(それにしてもラルフって人誰だったんだろう?小さい頃に遊んだって言ってたけどそんな憶えは無いし・・・)


 正確には子供の頃近所の子達と遊んでいたのだが、男の子達は皆私に対して意地悪ばかりして来るので顔も名前も憶える気が無かっただけなのだが


「ようこそ、冒険者ギルドへ。あら、イリアさん。いい宿は見つかりましたか?」


「はい、それで早速クエストを受けようと思っているのですが何か良さそうなクエストはありますか?」


「そうですねー。西に行くとすぐの所にダーレスの森がありまして、そこで取れる薬草の採取と、街の周囲に生息するモンスターの討伐が丁度良いと思います。」


「討伐クエストは証拠に素材をギルドに提出して頂ければ国から報奨金が出るので受注する必要はありません。」


「でもそれじゃ別に倒さなくても誰かから素材を買って詐称出来てしまうのでは?」


「それは問題ありません。市場に出回るのに比べれば報奨金はごくわずかですし、偽ってランクを上げた所で困るのは本人だけですから。」


『実力も無いのに無理に依頼を受けて死んだとしても自業自得という訳か。』


「もちろんギルドの信用問題にも関わってくるので偽装がバレれば即ギルド追放。なので誰もそんなリスクは侵さないですね。」


「なるほど。それでは早速薬草採取と討伐にいって来ますね。」


「はい、いってらっしゃい。良い狩りを」


 私はユーゴさんから頂いたローブのフードを被りギルドを後にした。


〜ユーゴ〜


 森へ行く道中出会った敵はイリアだけで倒す事にして森に入ったら二人でレベル上げをすると言う事に決まった。


 そこで俺はスキルシェアの効果で経験値+200%・消費MP25%減・探知を設定した。


 ヒーリングを入れるか迷ったが1分で1も回復しないと分かったので外した。それから不意打ちされないようにセットした探知だが、これは索敵スキルの下位スキルで敵の居場所をおおまかに察知する事が出来る。索敵と違い範囲は狭く敵の名前やレベルまでは見れないが使えるスキルだ。


 街を出て森へと続く川に沿って歩いているとリバークラブが3匹群れているのを索敵スキルで発見した。


『リバークラブ発見。レベルは1と2が二匹だけどやれるか?』


『それ位なら大丈夫です。』


「先制攻撃いきます。ストーン・ブラスト!!」


 イリアの足下から複数の石礫が生成されリバークラブの群れへ打ち出された!


『1匹倒した。残りも虫の息だ。』


「もう一度ストーン・ブラスト!」


 今度は2発打ち出し近付かれる前に戦闘は終了した。


『ユーゴさんやりました!レベルアップです!』


『おめでとう。この調子でどんどん行こう。』


 蟹鋏と甲羅を剥ぎ取り先へ進む。その後森に着くまでに蟹を6匹狩ってイリアのレベルは8になった。


「おかしいです。」


『どうかした?』


「何故かいつもよりレベルアップが速いですし、MPも思ったほど減ってないんです。」


『ああ、そういえば説明忘れてたね。今イリアは俺のスキルを分け与えてるおかげで経験値3倍と消費MPの軽減がされてるんだ。』


 どうやら探知は俺が先に索敵で見つけていたので気づいて無いみたいだ。


「経験値3倍ってそんなスキル聞いた事もありません!しかも他の人に分け与えるなんて!」


『まあ俺のスキルについては後で詳しく説明するとして・・・囲まれてるみたいだ数は15.6レベル3〜4のマッドプラントって奴等だ。召喚頼む。』


「は、はい!コールサモン!」


 さあ、魔法戦士ユーゴの初陣だ!

参考までに

イリア

職業:召喚士

レベル8

HP:64

MP:135

ATK:27

DEF:28

INT:83

RES:72

HIT:57

SPD:42


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