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異世界で俺は最強召喚獣?!  作者: アマツカサ
第二章 すれ違う思い、または見習い卒業
13/23

馬車に揺られ

 暇になったユーゴがステータスやアイテムの確認をするだけのお話です。

〜ユーゴ〜

 翌日、街から村へ日用品などを運んでいる馬車に乗せて貰い、昼過ぎにレイゲンさんに見送られながら村を発った。予定では半日かけて移動し朝開門と同時に街へ入るらしい。


(それまで暇だし荷物の確認でもするかな。)


 このまま一生ペンダントの中で過ごすかも知れないと不安はあるが、もしゲームと同じ肉体なら転生システムさえあれば多分大丈夫と自分に言い聞かせる。


(まずは所持品の確認からだな。)


 魔法鞄を漁ると視界の端にアイテムリストが表示される。


(レジェンド級アイテムは全部無くなってるけど他は無事みたいだな。)


 アイテムリストには使えそうなスキルがあったり、単に見た目が気に入っただけの装備がゴロゴロあった。


(折角だし何か良さそうなのないかな?ずっと初期装備じゃ格好つかないし。)


 暫く漁っていると黒革に銀で肘や肩といった関節部を覆っている上下一組の服を見つけた。


(防御力40と低いけど、回避率UPと被クリティカル率DOWNに麻痺耐性がついていて見た目も悪くないしこれにするか。)


 靴は良いのが見つからなかったので今のままで着替えを終える。


 他に何か無いかと一覧を眺めていると食料や金属などが999個カンストしているのが目にはいった。(因みにカンスト後は表示されないだけでちゃんと保存されている。)


「そういえば調理と彫金と鍛治のサブスキル育ててたっけ。」


(だいぶ前にマスターしてずっと使って無かったから忘れてた。)


 懐かしがっていると、最後の行に大量の金、銀、銅貨があるのを見つけた。


 ゲーム内では全く存在しないはずの貨幣に首を傾げたが、ある事に気付きステータスウィンドウを開いた。

すると思った通り、画面右下の隅に所持金12兆8653億2962万9510ゴールドとかかれているのを発見した。


 銅貨が510枚あるということは、金貨一枚100万ゴールドと見ていいだろう。試しに一枚取り出して見ると、直径2cm位の表面にゲーム内に出てきた王様の姿が描かれていた。


(異世界じゃ貨幣単位なんて違うだろうし潰してインゴットにでもした方がましか?)


(そういえば彫金スキルに古金貨10枚でインゴットにするレシピがあったな。)


 早速金貨10枚を纏めてゲームの彫金方法に則ってハンマーで叩いて見るとたちまち1㎏サイズのインゴットになった。


(明らかに元の金と質量違うけど、スキルを使った事が原因かな?)


 残りの貨幣も全部インゴットに変えていく。量が多いから一度に纏めて作っていると、スキルの影響で時々インゴットが1,2個多めに出来、結果2兆ゴールド近い儲けになった。


(ははは・・・インゴットにしたから所持金は0になったけど、お金には一生困らなくなったな。)


 とはいえいきなり金を大量に流出したりしたら経済が崩壊するだろうし、必要な時だけ売ればいいだろう。


 やる事も無くなって暇になったのでステータスを眺めていると次のページがあるのに気付いた。そこには



スキル:念話(対象:契約者)、調理マスター、彫金マスター、鍛治マスター、裁縫マスター、革細工マスター、二刀流、無刀流、ウェポンチェンジ、索敵、気配断絶





魔法:ステータス・ウィンドウ、アイス・ニードル・ジャック





と書かれており空白が目立つ。


(ここは今覚えてるものと、余白に使った魔法とかラーニングで覚えた分が追加されていくっぽいな。)


(念話は契約して新しく入手したのか。他にやる事もないし練習してみるか。)


『あーテステス。只今念話のテスト中。イリア聞こえる?聞こえたら声に出さずに言葉を念じてみて。』


「ユーゴさん?えっと・・『こ、こうでしょうか?』」


『オーケーオーケー、ばっちし。これから会話する時独り言に見られないように少し練習しようか。』


『はい、よろしくお願いします。』


 俺達は日が暮れるまで念話で取り留めの無い会話をして眠りについた。

次回ライバル?登場。しかし名前が決まりません。15〜25歳位の男性の名前5人募集中です。何か候補がございましたら、感想に書込みよろしくお願いします。

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