私という存在の意味 ~後編~
結構残酷な感じになってしまいました。
とりあえずどうぞ!!!
それから私は朝食を食べ終えいったん部屋に戻った。
何時みてもこの部屋はつまらない・・・。
なにもない・・・・。
私の人生もつまらない。
得るものなんてなにもない。
来世はもっと普通に生きたいな・・・
なんてことを暇つぶしに考える。
「美佑様!」
急に優葉の声が聞こえて驚いた。
「なに?優葉・・・。」
「お、お父様がお呼びです。」
その言葉に私は一瞬殺気を放ちそうになった。
私のお父さん・・・それは鬼だ。
怪物とかではない、普通の人間だ。
けれど、あれは鬼だ。
自分の妻を勝手が悪いからと殺し、娘である私をここに閉じ込め。
私は完全にあの鬼の道具になっている・・・。
・・・・私は道具?
道具にならないために自分を変えたのに?
まだ、私は道具だ。
道具だったんだ・・・・・。
そんなことを頭の中で考えながら、いつも通りきれいな仮面をかぶって優葉に返事をする。
「ありがとう、優葉。お父様はどこに?」
私の冷静な声がなにもない部屋に響く。
鍵がついたドアが開く音がする・・・。
優葉は悲しげな顔をしていた。
「み、美佑様・・・お父様は応接室に。」
「優葉?案内をお願いできる?」
「・・え、あ・・・はい、美佑様・・・・。」
廊下に響くのは足音だけで優葉も私も口を開こうとはしなかった。
私の部屋から応接室までは結構近くて、この無意味に大きな家の中だとしてもすぐ着いた。
『コンコン』
優葉のたたくドアの音が響く。
「お父様、美佑様をお連れしました。」
「ん、入りなさい。」
優葉はゆっくりとドアを開け、私が中に入るとゆっくりドアを閉め、出て行った。
「なんでしょうか、お父様・・・。」
「お前ももう15歳だ、美佑?」
鬼がしゃべりだした。
応接室の中は本棚がいっぱいであの鬼は堂々と窓際の机の椅子に座っていた。
「はい。」
「そこでだ、美佑お前の結婚相手を決めよう。」
衝撃的な一言だった。
嗚呼また私は道具として使われるんだ。
「4人婿候補を用意した・・・明後日までに1人に決めときなさい。」
「・・・・・お父さん!!!。」
仮面をぶち破るかのように叫んだ。
「お父さんの道具になるのは嫌だ!
なんで外に出してくれないの!!お父さんは私を道具としか見てないの?!」
もう我慢の限界だった。
普通がよかった、お父さんにもお母さんにも愛されて可愛がられたかった。
なのに・・・道具になるなんて嫌だ。
嫌すぎる!!!
「お前は俺の道具だよ?美佑。」
冷たい声が返ってきた。
反論もしないで認めて開き直って・・・。
鬼は私に言葉を返した。
「お前は巫女だ、世界の運命を左右する・・・。でもその前に秘宝でもあるのだよ・・・。」
「秘宝とかそういうのの前に私はお父さんの娘だよ・・・。」
「娘がどうとか俺には全く関係ない。」
鬼は言い切った。
私自身はどうでもいいと。
「娘かどうかよりお前の力が必要なだけだ。」
もう何も口にすることはできなかった。
絶望の中の絶望に落ちた。
「秘宝というのは財を成す力を持つ秘宝のことでもある。お前は天道寺廼巫女の末裔だ。天道時廼巫女は力・地・結を統べる巫女で財を統べる力はその巫女の体の中の秘宝にあると言われている。それでも人々は巫女自体を秘宝とした。かつての天道寺廼巫女もその存在自体を秘宝として扱われていたらしい。」
鬼の発する言葉が心と頭に突き刺さるように響く。
「俺はその力すべてがほしい。俺のものにしたい・・・。それを有効に使いたい。だからお前をここに置いている。」
頭が痛い。心が痛い。
鬼ではなく父親が言っていると思うほど辛く痛く苦しくなる。
「わかったか?だからお前は俺の道具だ。」
どうでしたでしょうか?
感想等ありましたらお願いします((←今回チェックしてない。




