表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

サイマル的戀症歌集

はんぶんコ

作者: 雪傘吹雪

手先が青くて紅焼けて

袖の内グーにしながら選んだの

肉汁が詰まって

きっと裂け目から涎と共に溢れ出るんだろうね


空の財布を持って離れた貴方に近付いて

とっびっきりの笑顔で見せ付ける

「ちょっとジャマだよ」ってつかまれて

冷たさが首を走ったまま外へ出た

本当は内心ドキドキしちゃって

でも恥ずかしかったから、袖を入れてせきをしたんだ


手に持った肉まん思い出して

すぐにまた掲げたの

”笑”ってしたあなたに食べてほしくて

中心1㎝ズレたとこ目がけて真っぷたつ!

皮も肉も偏た丸体(きゅうたい)

「不器用すぎない?」

呆れていうあなたには何も言えなくて

太い半月の方をわたした


どれに対してなのか分からないありがとうに

ちょっと心が震えた


あなたと何年いれるのかな

1年、10年、100年

ずっと、願わくば


ああ、はんぶんコしていたいよ!

喜びも、幸せも、驚きも

全部わけわけしていたいよ!

苦しみも、悲しみも、寂しさも

あなたが心奪ったから

私もあなたを掴むよ

そうして、またはんぶんコ

2等分の愛しさの方がずうっとあったかいね

だからずうっといさせてよ

あなたの横に……


照れ隠しにはふはふしながら

視線を送って、首傾げさせて


2回目の 好き をあなたに言った

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ