表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

黒猫虎 コメディ寄り

【閲覧注意】コスモスドリンクを召し上がれ。

作者: 黒猫虎

この作品は「なろうラジオ大賞5」の参加作品として書いたので千文字と超短いですが、ごめんなさい(><)ノ

ちな、締め切り時間過ぎてました。

締め切り18時だったのかー! 23時59分と思っていたよ(驚)

あと、お下品注意。グロ注意。虫系注意。すません!

 俺はこれからあの女に復讐する。


 あっ、俺は山形 (アキラ)。高校2年男子だ。

 復讐する相手は蛇島 万理沙(マリサ)。高校3年女子。つまり先輩。


 復讐の動機?

 この女は俺の弱みを握ったのをいい事に、俺を奴隷のようにこき使い、挙句の果てには決して他人に言えないあれやこれだ。


 復讐の方法?

 俺オリジナルレシピのコスモスドリンクを飲ませる事にした。

 材料は捕りたての蛾数匹。通販で入手した食用の蛾。それにミルク。


 羽を切り離して、ジューサーで粉砕。

 ()し器で漉していく。


 つまり漉すモス()、ってな訳。

 花のコスモスじゃねーんだわ。


 その汁をミルクと混ぜていく。

 最後に羽から集めた鱗粉を振りかける。

 おお。キラキラ光って割と綺麗じゃね?


 さあ、これ飲んで腹壊せ。

 ついでに怒った勢いで俺と縁を切ってくれ頼む――


 ……


 まあ失敗したわな。

 いや俺お手製のコスモスドリンクを飲ませるのは成功したんだ。

 しかし、蛾入りという事は速攻バレた。

 俺が蛾入りドリンクを手作りしてるところが全部動画として証拠に残っていた。

 盗撮だ。

 やはり、この女は俺よりも数段そういったスキルが上なのだ。



「さて陰キャ君。私に毒を盛るとはいい度胸だ。コスモスドリンクと聞いて期待してみれば、まさか蛾のモスとはな。私の本質が蛾という事か」

「くっ……」


 暗闇の中、後ろ手で椅子に縛り付けられている俺。

 俺の背後から先輩女の声。

 姿が見えないのが更に恐怖だ。


「今度は私特製ドリンクを手ずから飲ませてやろう。私は飲み干したのだから君も完飲したまえよ」

「変な臭いが……」

「さっさと飲め」

「がふっ、ごふっ、ぐふっ」


 チューブで鼻から無理やり流し込まれる。


「味の方はどうだ? 悪くないだろう」

「ぐっ、苦し……確かに意外と味はエナジードリンク風味……なんだ? 体が、熱、いっ」

「媚薬効果、催淫効果があるとされているスパイスを特別調合してモンスターなドリンクに配合してみたんだ。どうかな?」

「それ、絶対マズいやつ……」

「君のヤツのがマズいだろ。私のは全部合法だ」


「!? くっ、何ですか学校でその格好は!?」


 いつの間にか先輩が制服から着替えていた。


「ショート丈のリブニットワンピというやつだ。どうだ似合っているか?」

「いや」


 全然似合ってるから困る。

 煽情的すぎる。


「君の好みか?」

「いや」


 何でバレてる?

 まさかスマホの検索履歴……


「さて、これで君がモッコスしたら写真に撮って脅迫材料にしよう」

「は? まさか」

「左様。モッコスドリンクということだ」






最後までお読みくださりありがとうございます。

もしよければご指摘、ご感想など頂けますと成長に繋がりますw



■入らなかったネタ的なヤツ1


「蛇島先輩 アンタは度を超えた トドメを刺した」


 ここは調理実習室。

 怒りのクッキング開始の時間だ。


「アンタの存在が俺にイ◯リソースならぬイカリドリンクを作らせた」


 ジューサーに次々と投げ込まれる物体XYZ いや、M。

 作り上げたるは謎のドリンク【コスモスドリンク】。


「蛇島先輩……お前産廃 コイツで参拝 終いに惨敗」


 ドタマに来すぎて、思わずラップを奏でちまった。


「これがホントの韻キャってな」


 時が戻せるのなら、この時の俺に教えてやりたい。

 全部盗撮されてるって。


 〜中略〜


「さて韻キャ君。私に毒を盛るとはいい度胸だ」

「ガクガクブルブル」


■入らなかったネタ的なヤツ2


「なな何すかそのフレンチな格好は」

「それをいうなら、破廉恥な、だな」


■入らなかったネタ的なヤツ3


「何が入ってたのか気になるか? 色んな汁を入れたぞ。私の体液とか、な」


はい。体液入ってます。何のかは伏せますが。変態さんです。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] シュールな闇黒猫節があますことなく 堪能できて勢いがあって面白いと思います。
2024/01/04 20:29 退会済み
管理
[良い点] 全員(作者様含む)変態なのね。 笑わせて頂きました。
[良い点] 昨今では昆虫食が注目されていますので、蛾を素材としたドリンクも滋養があって良さそうですね。 養蚕業の盛んな長野県には蛾の一種である蚕を用いた佃煮も御座いますし、料理次第では漉すモスドリンク…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ