【閲覧注意】コスモスドリンクを召し上がれ。
この作品は「なろうラジオ大賞5」の参加作品として書いたので千文字と超短いですが、ごめんなさい(><)ノ
ちな、締め切り時間過ぎてました。
締め切り18時だったのかー! 23時59分と思っていたよ(驚)
あと、お下品注意。グロ注意。虫系注意。すません!
俺はこれからあの女に復讐する。
あっ、俺は山形 章。高校2年男子だ。
復讐する相手は蛇島 万理沙。高校3年女子。つまり先輩。
復讐の動機?
この女は俺の弱みを握ったのをいい事に、俺を奴隷のようにこき使い、挙句の果てには決して他人に言えないあれやこれだ。
復讐の方法?
俺オリジナルレシピのコスモスドリンクを飲ませる事にした。
材料は捕りたての蛾数匹。通販で入手した食用の蛾。それにミルク。
羽を切り離して、ジューサーで粉砕。
漉し器で漉していく。
つまり漉すモス、ってな訳。
花のコスモスじゃねーんだわ。
その汁をミルクと混ぜていく。
最後に羽から集めた鱗粉を振りかける。
おお。キラキラ光って割と綺麗じゃね?
さあ、これ飲んで腹壊せ。
ついでに怒った勢いで俺と縁を切ってくれ頼む――
……
まあ失敗したわな。
いや俺お手製のコスモスドリンクを飲ませるのは成功したんだ。
しかし、蛾入りという事は速攻バレた。
俺が蛾入りドリンクを手作りしてるところが全部動画として証拠に残っていた。
盗撮だ。
やはり、この女は俺よりも数段そういったスキルが上なのだ。
「さて陰キャ君。私に毒を盛るとはいい度胸だ。コスモスドリンクと聞いて期待してみれば、まさか蛾のモスとはな。私の本質が蛾という事か」
「くっ……」
暗闇の中、後ろ手で椅子に縛り付けられている俺。
俺の背後から先輩女の声。
姿が見えないのが更に恐怖だ。
「今度は私特製ドリンクを手ずから飲ませてやろう。私は飲み干したのだから君も完飲したまえよ」
「変な臭いが……」
「さっさと飲め」
「がふっ、ごふっ、ぐふっ」
チューブで鼻から無理やり流し込まれる。
「味の方はどうだ? 悪くないだろう」
「ぐっ、苦し……確かに意外と味はエナジードリンク風味……なんだ? 体が、熱、いっ」
「媚薬効果、催淫効果があるとされているスパイスを特別調合してモンスターなドリンクに配合してみたんだ。どうかな?」
「それ、絶対マズいやつ……」
「君のヤツのがマズいだろ。私のは全部合法だ」
「!? くっ、何ですか学校でその格好は!?」
いつの間にか先輩が制服から着替えていた。
「ショート丈のリブニットワンピというやつだ。どうだ似合っているか?」
「いや」
全然似合ってるから困る。
煽情的すぎる。
「君の好みか?」
「いや」
何でバレてる?
まさかスマホの検索履歴……
「さて、これで君がモッコスしたら写真に撮って脅迫材料にしよう」
「は? まさか」
「左様。モッコスドリンクということだ」
最後までお読みくださりありがとうございます。
もしよければご指摘、ご感想など頂けますと成長に繋がりますw
■入らなかったネタ的なヤツ1
「蛇島先輩 アンタは度を超えた トドメを刺した」
ここは調理実習室。
怒りのクッキング開始の時間だ。
「アンタの存在が俺にイ◯リソースならぬイカリドリンクを作らせた」
ジューサーに次々と投げ込まれる物体XYZ いや、M。
作り上げたるは謎のドリンク【コスモスドリンク】。
「蛇島先輩……お前産廃 コイツで参拝 終いに惨敗」
ドタマに来すぎて、思わずラップを奏でちまった。
「これがホントの韻キャってな」
時が戻せるのなら、この時の俺に教えてやりたい。
全部盗撮されてるって。
〜中略〜
「さて韻キャ君。私に毒を盛るとはいい度胸だ」
「ガクガクブルブル」
■入らなかったネタ的なヤツ2
「なな何すかそのフレンチな格好は」
「それをいうなら、破廉恥な、だな」
■入らなかったネタ的なヤツ3
「何が入ってたのか気になるか? 色んな汁を入れたぞ。私の体液とか、な」
はい。体液入ってます。何のかは伏せますが。変態さんです。