行楽弁当は美味いですね
まだ5月だと言うのに暦の上では立夏も過ぎて夏となりました
暦が季節を変える訳ではないから、立夏なんて言われてもねぇ・・・
なんて毎年小言を言ってしまう私です
しかし、最近では立夏の前に暑い日が来るのも多くなりましたので、暦が季節を変えようとしているのかもしれないなぁと危機を感じる昨今です
4月は事業年度の始まりであり人の移動が多く気ぜわしい日も続きますが、それが一段落するゴールデンウィークの頃には行楽シーズンに突入します
海外とか遠方への旅行もこの時期に集中します
ところが、犬達もいるし暇なしの私は遠方へ出かけることもなく、隙間時間があれば近所の小旅行を楽しんでいます
暑くなく寒くなくのこの時期でこその屋外レジャーです
せっかくなので手作り行楽弁当をお供に!と自分の世界を堪能します
屋外で食事をするというのは何か魔法がかかったように風味が増すと感じます
天気の良い日に屋外へ出かける
現地でその地元の味を堪能するのも素晴らしいのですが、特になんにも無いほど近い公園なんかは、弁当持参がお気に入りです
弁当のおかずは定番の卵焼き、ウインナー、焼き鮭、生野菜にプチトマト、ポテトサラダ・・・
いいですね
書きながら目に浮かんでいます
それでね、なんでこんな美味しいのだろう?といつも思うのが・・・
「おにぎり」なんですよ
極端な話、御飯を握るだけなのに何故でしょう?
風味が格段に違います
ほんとすごいです
大昔からのスタンダードな食べものですからそう思われる方も多いのでしょう
そして食べすぎてしまうんですよね(笑)
今でこそスーパーやコンビニでいろいろな風味のおにぎりが販売されています
でも基本は三角でも俵型でもどちらでもいい、塩でにぎって海苔を巻く
最高の食べ物です
茶碗に炊きたての御飯を入れて食べるのも確かに美味しいのです
でも、それをおにぎりにするだけで何故こんなにもさらに幸せ感が増すのでしょうね
昔から素敵な言葉があります
「ひと手間かける」
まさにこのひと手間かけるもっともシンプルなものがおにぎりではないでしょうか?
きっと人の手には握るだけで愛情を注ぎ込むパワーがあるんですよ
それはそれを食べる人を笑顔にする魔法です
貧困で当たり前に食事をできない人もいることを考えると能天気になってはいけないのでしょうけど、こうしておにぎりを普通に食べて能天気になれることがどれだけ有り難いことかを噛み締めています
世界にはその地元独特のひと手間かけるものがあると思っています
そこには同じようにそのひと手間かける人の愛情が注ぎ込まれているのだと考えると、世界中大切な誰かを愛する気持ちに変わりは無いんだと感慨深いものを感じるのです
この国のおにぎりはそれをとてもシンプルにかつダイレクトに体現しているのだと思います