私!なんか変
どこだかわからない以上どうしようもないと判断した私は、彼らについていくことにした。
「それで、これからどこに行くんですか?」
彼らのリーダーらしき人は言った
「今から行くのは"第2王都"です」
私は嫌な予感がしている、転生系などの知識がなくてもわかる
"絶対こんなの王子様同士のケンカじゃない"
めんどくさいのは嫌だな....
あれ?なんでこんなにも楽しみなのだろう?
さっきまで不安があったのに今は楽しいと思っている
私少しバカになったのかな
「第2王都があるってことは第1王都もあるってこと?」
「......」
なぜか黙り込む、なんとなくわかったが多分、やられたのだろう
「すみません、気まずい質問をしちゃって」
「いや、その、」
なんか照れてる、え?なんかすごくキモイ
恋に燃えてる高校生くらいのテンション
「どうしたんですか?」
「いやねぇ、その、あれだよ、」
なかなか言い出してくれない様子,,
気になる気持ちが大きくなり次第に私は詰め寄っていた
私は彼に近づいた、ほぼ0距離といっていいだろう
「気になって仕方ない!早く言え!」
なんだろ...うん、本の設定でいうキャラが不安定ってやつになっている気がする
彼は何、え?みたいな顔をしながら言う
「お、王女殿下の、その..趣味で王都すべてが変えられてしまったんだ」
どういうこっちゃって感じだけど
確かあいつも...と私は思い出すのであった