弱者の通る道
読むほうがちょっと進まないので、
書いてるフリでもして感覚取り戻します。
弱者が歩くための、
動線が自然と広がっていると、
躍動感あふれる冒険が期待できるけれど、
これがまったく無いと、
どうやって暮らしてきたんだよ?
ってなってしまう。
現実的な話になるから、避けてしまうけれど、
話に弱者が安心して歩けるような安定感が無いと、
いびつな印象を受けてしまうから厄介だ。
弱者が安心して歩くための地図ってどんなものだろうか?
まずモンスターに出くわさないこと、
自然発生的な災害が少なくて済むこと、
人が暮らしてる集落から近いこと、
どんな場所でも開拓の兆しがあること、
不自然に虐げられたり搾取されていないこと、
豊かな土地が背景にあること。
人間の持つ衣食住が必ず保障されていれば、
最低限生きていける社会なら万々歳である。
死なずに済むためならどんな弱者も、
おのずとこの世の法に従い、生きてくだろう、
それでも結構厄介な問題は付き従ってくる。
次は弱者に伴侶が要ることである、
伴侶っていうのは異性との付き合いも込みのことだが、
そこまで責任持てないよってなるのが普通だが、
昔まで割りと未婚の男女がいれば、
それを結びつける力が外側から働くのは常であったりする。
少なくとも何かと出生率がシビアな今のご時勢と違って、
乳幼児死亡率の高そうな時代背景があれば、
おのずと産む頻度も上がってくるし上がらないとならない、
で割と埋めよ増やせよが基本となって国力を引き上げると、
みなが子宝に恵まれることを望みとするようになる。
ちなみに僕はあまり無理して増えなくてもいいんじゃ?
とか思ってしまうほうでもあったりする。
家庭的な限界もあるし、限界に常に挑戦する、
チャレンジ精神には頭が上がらないが、
生計に無理を与えてまで、子供を増やすことは、
貧困を連鎖させ、原因を未来まで解決しない方向に、
つながっていく。
弱者がいかにして生まれたのかっていうと、
無策なところからこぼれ落ちるようにして生まれてきてる、
やがて、
法の抜け穴をみつけて生きるようなことまでしたりする。
最後には、
奴隷の身の上にまで落ちぶれていってしまいもする。
そうならないためには、
弱者があらかじめ弱いのだと理解しとかないといけない、
あらゆる誘惑に弱いし、あらゆる暴力にも弱い、
そんな弱者だ誰もなにを好き好んでなりたいとも、
思うものではない、
弱者は読んでいて楽しくない部分かもしれないが、
弱者を描くのは世界を担っている最底辺の生き方を、
感じ取るために必要なことなのだ。
一瞬にして刈り取られる弱者であるし、
力の裏づけがあるものに倒される存在だ、
でも狩られるために生きているわけじゃあない、
人間が生きるだけで副産物を多数生み出していける、
そう期待してのことだ。
どんな些細な望みでも弱者は持ち合わせている、
弱弱しいことばを上げながらも、
社会を動かすために力の下支えをしている。
そんな彼らになれるのは限られた機会からだ、
皆が超人になれるわけでない世の中で、
出来れば超人サイドに立っていたいが、
弱者が無ければ世の中は成り立たない、
負けてやるのである。 自分から世界に。
人間をどんどん弱くする要因は増える一方だ、
あれを付け加えて、これを取ってきてつけて、
それを上から押さえつければ弱者の完成である。
彼らは問題解決の方法すら知りもしない、
いつだって滞っているところにいて、
保護が必要なのにも関わらず、
甘えられる社会がないものと思い込み、
永遠に彷徨い続けている。
負けることに慣れきってしまった彼らは、
どこにおいても惨敗を喫すことを確実にしていて、
生命が滞ることなく連綿と続いている、
祝福されているにも関わらずにしても、
その循環から外れてしまったように不健康で、
自分の足で立っているとは当然いえない状態に置かれる。
保護する手がもっと必要である。
これ以上、人間が死なないためには、
弱者がこれ以上繰り返しの中に存続させないために、
思い切った割り振りが必要になってくる。
それでも弱者から物語は始まる。
何も出来ないところから始まったように、
最初は完全な白紙である。
次書く時は弱者の物語の骨子を、
つらつらとつづってみるのも悪くないかもしれない。
で、と、
なんでこんなに弱者にこだわってるのかというと、
どれだけ救済しても救いようがない状態って、
絶対出来てくるよねってこと。
で、完璧に救済しましたって突然、
つき物をおろしてくれるものが現れても、
納得とかあんまりしないよねってところ、
弱者と呼ばれるものの範囲があまりにも広く、
曖昧だが、当然弱者だと思ったものは、
すべて間違いなく弱者であって、
くくられてしまうのは確かなのだから、
認めざるを得ない。
弱者に生まれついたのだから当然、
弱者として死んでいくのだろうか?
なぞが残るところではあるが、
僕も弱者の一人であるから、
身が滅びる時も弱者ゆえに滅びるだろう。
その時までの時間稼ぎに弱者が日々を、
過ごしている物語を描きたいと妄想してる。
かないそうに無い夢ではあるが、
なんとなく弱いに興味を持ったから仕方ない。
んだ
圧倒的弱者は圧倒的強者の前に跪く!
なんてね。