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もっと弱くなれ

風引いたみたいだ。うん。軽い風邪。

 人間に生まれたからには、

弱さに鈍感ではいけないなと思う。


 だからもっと弱く行こう、

強さは置いておこう。



「僕は弱い」

 理由は?

「権利もなく義務も果たせず、いつも疲れている」

 解決法は?

「見出せない、出来ることなら誰かに弱さをおっかぶせたい」

 はけ口は?

「自分の弱さを自分で嘲っていることだ」

 君は?

「僕は弱い、そのために生まれてきた」


 弱さはどこにでも潜んでいる。

耳を澄ませれば聞こえてくる。

誰もが弱さを抱えているが、

そんな中でも一握りの弱さが、つかみ取れない弱体化が、

人間になされて、永遠に弱いまま生きるしかない。


 何が襲ってきても対処できないし、

時間が経過するままに過ごすし、

解決策を考え出すことは出来ないし、

命のありがたみも全然理解できない、

ただ弱いということが響いてくる。


 今日も勝てない、自分の衝動に、

明日も不安定だ、調子が弱いままだ。

 どうしてこうなった?


「分からない」


 わからないんだ、本当に、

いつの間に弱ってしまったのか、

回復の糸口は無いのか?

 この病が快方に向かうことは無いのか?

誰がこの病をうつしたのか?

気づいたときには弱者になっていた。


「強者が怖い」


 強くあれることの理由が分からない、

みんな弱くなってしまっては、

おそらく人間は生きられないだろうが、

今、自分に与えられた衝動は、

強さからの回避であって弱いこと。

 誰もが強くあらねばとする中で、

弱いということを決定してしまった僕は、

弱弱性にしてもっと弱る。


 何者にも勝てない自信がある。


 生れ落ちておいてから、生命の根源が、

まったく弱さから出てきたのか、

自分というものは弱っているままで時を過ごす、

考えても仕様が無い自分の弱さばかりが、

ふっと湧いてきて、周りの誰もが恐怖の対象になる。


「そんなあなただもの、あなたのままでいいわ」


 言われたら、このまま弱いまま、

生きていてもいいの?

誰に何を返せるでもなく弱っていくまま、

生きていてもいいの?


「強さは誰かが決めること、まだあなたの番じゃないのよ」


 強くなれることに期待をかけてくれる人もいる。

いつだって気にかけてくれる誰かがいたから、

生きてられる、それは確実だ。

 でも今はなんだ?

弱さが露呈する時間だ、

誰もが自分に石を投げるだろう。

強くなることが出来ない自分に。


 状況を説明することさえ出来ない、

順序は絶対的に逆回り、

自分が弱いということが大地に刻まれて何時間かが立つ、

僕は身を大地に投げ打って、

弱い自分が変われないことに、

あきらめ気味に泣いていた。


「そうやっていると皆の邪魔だよ」


 言葉を掛けてくれる人はやさしい人だ、

そのやさしさに甘えて生きることを決めれば、

弱い僕でも少しはマシになれるんだろうか?

 だけどもう、弱さに縛られて生きるしかない、

弱いことにすべてを全振りしてしまったから、

かたくなに弱いんだ。


「それも強さのひとつなんじゃないか?」


 はっとした、自分が弱いことを誇っているから?

ありきたりの表明は余計に自分の立場を、

強めてしまって、弱いのに、

強者を困らせるという結果を生み続ける。

 どうすればいい?

 どうすれば弱いままでいられる?


「失ってしまえば早いけれど、

 自分から失うのは強さのようね」


 生きていることが弱いことでつらくなる一方だ、

生まれてきたことが弱いことで否定に変わる一方だ、

存在することが、弱いことで強まる一方だ。

 弱いということに与えられたものが、

日に日に募っていくと、余計に卑屈になる。

 どうして、人は弱い?


「戦争が起きたとき戦えないもののほうが、

 圧倒的に多いんだ、そんな人たちが、

 みんな死んでしまえば、世の中は、

 混乱するだろう、

 弱い人の方が圧倒的に多い世の中なんだ、

 強い人なんて本当に限られた世界なんだ」


 あふれ出す、弱さのバリエーション、

気づいたときには弱体化していて、

こんなにも弱いのに気付いてほしいと、

みんなが弱さをひけらかすようになる。

 ピンチはチャンスなのだろうか?


「お恵みを」


 恵みを求めて、

生きている人間の多いこと多いこと、

異世界弱者にお恵みを、

死んでしまった人の数のほうが多い世界、

気付いたときにはみな生まれてきて、

弱いから簡単に死んでしまう世界。


 弱者救済をうたう人は根本から、

弱者を立ち直らせることは出来ずにいる。

それだけ弱者相手の助けに困窮してる。

 私は困らない、そんな思いが、

弱者をより一層あふれさせて、

世界中に弱いことをばら撒き続ける。

弱さに感染すればみんなみんな弱くなる。


 強く生きることが出来なくなる。


「弱いものは淘汰されるよ」


 強者生存、強いものが優先される世界、

より強くアイデアを示し、

自由奔放に働き、資本を得て、

それで世界をかき回し続けることで、

安定する世界の中、みんなホントは弱いまま、

風が吹けば慌てふためくし、

雨が降れば濡れてしまう、

日照りが続けば乾いてしまう、

それがちょうどいいと思えればいいのだが、

みんなホントは弱いまま、ここまで、

来てしまったのだ。


「人間はどこをとっても弱く出来てる、

 何で生きてられるのかほとほと疑問だよ、

 過ちを繰り返すごとに弱くなってく」


 経験したトラウマが強いほどに、

かたくなに行動が制限される。

嫌々とすべてに対して否定を向ける、

人間として作り出された弱さが、

これでもかとあふれて、

自分が動けないエピソードにつながる。


「布団にくるまったまま、

 生きることのすべてを捨てて、

 そのまま消え去ってしまいたい」


 混乱が生まれる。

葛藤が増大していく、

弱いまま生まれて、

弱いまま暮らしていく、

それが決定付けられていて辛い。


「1%でも強者の性質があれば、

 それはもう強者なんだ、

 弱者というのはシビアな答えなんだ」


 恐れるのは1%の強さ、

たったそれだけで何もかもを、

打開できるかのように見初められてしまう、

自分にその紋章が無いかいつも気にしている。

もしあったらどうするのだろうか?

その紋章を切り取ってしまうのか?

それとも?


「あまりにも素質に目を向けすぎたよ、

 おかげで人間の本能を無視して生きてるさ、

 誰もが弱いのに、弱さを認められない、

 弱いことが悪の象徴のように訴えられる」


 完璧はありえない、

弱いままの君でいい、

本当に文民は弱い生き物なんだ。

僕らは文民、武官ではない、

だから、文字から生まれて、

文脈の谷あいで生きていってる。

 あなたは十分にがんばった、

弱いのは当然のことなんだ、

だれもが強くあろうとする中、

自分が弱いと気付くことが出来た。

 ならもう無理をすることはない、

何かになろうとして無理からに、

強化される必要は無い。



「安全な場所を想像してみよう」



 弱者が生きるにして、

ここなら大丈夫という場所、場面、

いたるところで必要となるシェルター、

弱いことでやっと入り込める空間、

人間ひとりを詰め込んで安心できる場所、

ここならもう大丈夫だ、

死なないで済む、

やっとめぐり合った安全な世界だ、

死んでしまったものはたどり着くことが、

できなかったろう、

死者と生ける者を隔てたのは、

一体なんだったのだろうか?

命を失うことで強さを示した人がいる。

 その影で生きている弱者もいる。

 安全は決して、簡単に出来ているものではない。

 それを実感して、安堵感に浸る。



「弱者が軍団となり、

 攻めてくるような妄想に、

 とらわれている、

 弱者はそんなものに、

 なれないから弱いままなのに」


 一度くるってしまうと、

途端に、存在を否定される。

このままの姿で、ありのままの姿で、

いられたらどれほど楽か知れないが、

人間をやっていると、

何もかもがひしめきあって、

脅威することが多い。

 いつまで人間をやってられるんだろう?

どこまで生きていられるんだろうか?

それさえ分からず妄想の中に浸っている。

 弱さの軍団が出来上がったとしたら、

それはきっとどこからついても、

簡単に霧散してしまう連中にしかなれない。

 でも強くなろうとしているのなら、

きっと強者に向かい合うのは強者だ。

 弱者に向かい合うことが出来るなら、

もっと弱者を詳しく知ることが出来る。



「観察を続けてどうするつもりだい?

 人間が色んな習性を持ってることは、

 よく分かるけど、

 人間自身が生き物ならすぐに、

 切り替わって成長してしまう、

 いつまでも弱者にとどまってはいないよ」



 助けても助けても助からないものがいる、

自分もまた助けられても助かった気がしない、

そんなわがままな生き物のひとつだ、

根本から自分が弱いことが変わらないから、

いつまでたっても誰かの庇護のもと生きる。

庇われているんだ。かばわれているんだ。

 変われると信じていつまでも、

部屋の片隅で縮こまって膝を抱いている。

人間が出来ていないから、

人の波をすり抜けてしまって、

まったく無為な時間を過ごしてしまったと、

後悔してることが多い、

突然強くなれるわけではないから、

でもいつも弱いままだから。

 妄想の中でうずくまって、

生きていることを認めてほしいと、

弱いまま生きることの難しさを、

今一度、すべての人に表して、

このままこのままがいいと、

また繰り返し叫んでいる。



「長い文章の中で、

 何か変われたの?」



 また弱くなった、

一層弱く形が変わった、

誰かと対面して、

心から打ち解けれるほど、

素直な心はしていない、

自分がおかしいのは知っている。

 一度弱ってしまうと、

心まで冷え切ってしまうから、

暖めなおすのが大変なんだ。

こうしてまた弱っている。

 年々、弱さを知って、

さらに弱くなっている。

それでも強くはなれない、

強さを知ることができない、

人間の強さに当てられると、

途端に、虚勢を張り出すから。



「弱いことと成長しないことは、

 本当に同じなのでしょうか?

 永遠に成長しない強くならない、

 そんなことが可能でしょうか?

 弱い人々を強くしていくことが、

 人間の世界で大事なことでは?」



 生きていれば、強く願うことがどんどんと増える。

弱いままでいたい、弱者がまだ救われていないから、

弱いままで生きていたい、弱者は増え続けるから、

もっと色んな救済の手を受けて、守られたい、

人間の感覚がぐるぐると廻り続けている。

 弱まってはまた力を高めて、

強まってはまた魂を転がして弱いところに落ち着く、

脈動が弱さを下支えする。

 僕はこんなにも弱く、弱弱しく文をつむいでいるぞ、

ここは自分が愛している場所、

結果として弱いままの自分をさらけだせる空間、

もっと多くの人に自分の弱さを認めてほしい、

もっと幅広く救済の手を受けて自分の弱さを多角的に見たい、

弱いままで生きてきたことの意味を考えたい、ずっとずっと、

弱さの中に入り浸って、強者の影から遠ざかっていたい、

僕はこんなにも弱いんだ、誰も僕を救えまい。



「それでも救われることを期待している、

 万能の手が幾百億の救済をもたらして、

 自分の持ってる心のわだかまりや、

 人間がいたる事の出来ない神秘の、

 分け前を必死で求め続けている。

 救われたいの裏返し、

 永遠に救済を求め続ける弱者よ」



 体調が芳しくないときに、自分の世界を、

つむごうとすると、おかしなことになる。

 だから素直に僕は体調が弱っていることを、

今ここに発する、ぼくは体調が変だ、

おそらく風邪を引いたのだろう、

こういうときに、何かをするのはあまりよくない、

だから弱っているときは素直に休まないといけない、

でもまだ大丈夫なのではないか?

もう少し文をつむいでいられるのではないか?

弱者のままにと思ってしまう。

 体調が弱っていればそれは弱いことをさらに、

知れるチャンスでもある。

弱さの中に浸っていられる絶好の機会に、

わざわざそれを手放すことが出来るだろうか?

 でも快方に向かわないと、弱者のまま、

生存することもかなわない、ジレンマだ。




「吐きためた言葉の羅列は、

 人間として生きている証拠やもしれない、

 毎日を破滅に向かって過ごすことが、

 悲しいと泣く君は混乱している。

 本当は破滅などしたくないから、

 弱い自分を認めてほしいのだろうに」



 どんどんと倒錯する、

破綻は目に見えている。

誰もが、抱えている。

決定付けられている。

決して読むものではない塊が残される、

弱者でありたい、弱者のままがいい、

心から、弱い者が救済されるには、

弱者なりの幸福が必要だ。

 何もかもを救ってくれる万能の手、

さえ、遠ざけてしまう心の揺れ動きがある、

システムにはシステムと、考えをぐるぐる回し、

システマチックな人間になることを求められてると、

弱者としての立場で嘆いている。

 また変わらなければならないのか、

人間として成長するためにここを切り離さなければ、

自分を保つことが出来ないのか、

あまりにも唐突に世界は描かれたものだ。



「決して、倒れてはなりません、

 倒れてしまえば、今までの自分の、

 足跡を覆い隠すことになります。

 立ち上がったまま、

 足跡をすべての人に確認してもらうのです、

 あなたは、いま文をつづることで、

 誰かの目を必死に求め続けています。

 だからそれが目に触れるように、

 倒れずに指先を動かして、文をつむぐのです、

 自己満足でも弱者でもかまわないのです。

 あなたは十分にがんばった、

 それを認めてもらうためだけに、

 指を動かせば、救いの道が開けます。

 さあ、指を動かしなさい、

 あなたにはまだ動く手足があるのだから、

 決してあきらめてはいけませんよ」



 天使は救済の手を止めることはしない、

神はどれほどのニンゲンを救ったかワカラナイ、

同時に残酷な天使と神は、

どれほどの悪を切り払ったかもしれない、

悪の中には弱さもあったのに、

だから万能の手は信用ならない、

いつ、自分が悪と断じられて、切り払われるか、

まったくワカラナイから、

それだから、僕は、世界の中にとどまって、

まだ生きてる、まだ生きてるを繰り返しながら、

弱い部分を見てほしいし、

もっと弱さを露呈したい、

僕は弱い生き物だとすべての存在に認めさせてやるんだ。

 そうでなければ今存在する意味が無い、

弱いことで今まで生きてこれたのだから、

すべての弱さが自分を形作ってきたのだから。



「それでも強くはなれませんか、

 強く願っているのに、強者からは遠ざかる、

 万能のあなたを想像したとき、

 すべてのもののもとに鐘を鳴らして、

 成長しつつある全部のものの助けとなれると、

 どこか期待され、自分でも期待したはずです。

  あなたは地球上で自分にしかできないことを、

 いくつも抱えているではないですか、

 それは弱さだけでなく強さも兼ね備えた、

 何よりの証拠ではないですか」



 やめろ!

オレはそんなに強くは無い!

オレは、今よりもっと弱く惨めな生き物なんだ!

オレは、どんな相手と接しても自分の弱さが光る、

生きていて、弱さの限りを尽くした生命体なんだ!

オレに役割を与えるな!

 オレはもっと弱い生き物になりたい!

オレはもっと弱さの中に浸っていたい、

弱いキャラクターを山のようにつむいで、

弱者がなんたるかを示し続けたい、

そうして、すべての弱者に弱者が主体となって、

進む物語の可能性もあることを示したい。

 いや、これは?

結果として、自分を強くしてしまっているではないか!

すべてのものに対して訴えかけることが出来るのは、

万能の手に他ならない、オレはそんなに強くは無い。



「あなたが弱いことはもう、

 十分に知られていることですよ、

 だから今更、強がって、

 弱いことを周知しなくても、

 誰もが、あなたのことを、

 何かする人として受け入れるでしょう。

  文をつむぐ人として受け入れるでしょう」



 不安だけが残る。

何をしてきた訳でもない、

はっちゃけるなら、

自分が考えた弱さを想像して、

その中で悶々としていることだけ、

 もっと弱い人になりたいと、

思っていることが多い、

弱ければ救済されるから、弱いままでいたい、

どれだけわがままを続けていくつもりなのか?

 でも弱さがあることを、

指摘してほしいし、認めてほしい、

うんざりしてるんだ、

本当は自分のありえないほどの弱さに、

誰かに助けてもらわなくちゃ生きてられない、

二次的に三次的にどんどんと弱くなっていて、

僕は気付いたときにはすべてが弱かった。



「囲まれている、不安に、

 永遠に囚われている今も、

 ずっと考えが続いてしまう、

 どこまでも、

 果てが無いように見える渦に、

 それでも長く続けていたい今を」



 落ち着くんだ、

弱いってことはとても、

一人でひそひそと話し続けていられる。

 僕は弱い僕は弱い、

だから仕方が無い、

出来ないのは僕が弱いから、

もっと弱いのはいつまでも、

ぐずぐずしてるのは、

自分が本当に弱いから、

いつまでも弱っているのは、

何もかもが怖くてたまらないから、

その恐怖におびえているから弱いまま、

気付いても気付かなくても弱いんだ。

お願いだから、弱さを分け合わせてくれ、

ここで自分が、ぐるぐると弱ってるって、

何もかもが弱いんだって示したいんだ。



「あなたは弱い、

 だから今ずっと迷っている、

 それだけで十分なくらいでは、

 無いですか、

 何の見栄が、

 ずっとあなたを、

 弱さに固執させるんですか?」



 弱者は強者のためにあってはならない、

弱者は自分のために弱いのだ、

だから強者はそこのところを勘違いしてはいけない、

強者がより一層強くなる要因として弱者を利用しては、

ならない、磐石さの代償として弱者を、

下にすえてこき使うだろうからだ。

 人間は容易に人間に役割を与え、求めすぎだ。

僕は疲れる、永遠に、どこまでも、

ずっと、感覚が働き続ける、

助けてくれるものを求めて永遠に動き続ける。

声が響くような形を求め続ける。

自分が培ってきた全部が弱さによるものだと認めてほしい、

弱いからこそ生きてこれたのだ、

強いからではない、もう強いフリをするのは疲れたのだ、

どこまでも弱者としてすべてそのままに受け入れて欲しい、

人間なのだから。



「弱者よりも、

 人間であることを優先したなら、

 自然と弱者にも触れることが出来るだろう、

 角ばる必要は無い、

 何かを描くということは気持ちが要ることだ、

 弱ってなお描き続けられるなら、

 自分から少しずつ壊していけばいい、

 世界の端からちょっとずつかじってやればいい、

 そうすれば、案外、面白いものが、

 書けるかもしれないよ」



 この話は終わりを迎える、

結局のところ、弱さとは何かを、

僕はよく理解することが出来ないが、

それでも時間はたっぷりあって、

自分の体調を考えたとき、

回復することで、

治ることも多いだろうからだ。


 また同じく、

 今日を終えた気持ちでいたらいい、

まだ何も語り始めてさえいないのだから。

かぜっぴきは辛い、

弱いからね。

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