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0492勇者VSコボルトジェネラル
「将軍! お逃げください! ここは私が!」
「下がれ、貴様の手には負えぬ」
コボルトジェネラルは刀を片手に、
血塗れた獣と化した勇者の前へ踏み込んだ。
「勇者ナマエナンダッケ斬!」
「――――――妖刀クニク!」
交差する斬撃が雷光を走らせ、辺り一帯に衝撃波が走った!
本陣を覆う旗は全て吹き飛び、二人の戦いはこの戦場を生きのこった全てのものの眼に止まった。
「ぐっ!?」つばぜり合いで押し負ける勇者は、相手の圧を感じ取った。
「そのなまくらでここまで極めたか、面白い、ますますお主を斬りたくなった!」
勇者は蹴りを入れて、心臓の鼓動の1000分の1の動きで将軍の背後に回り込んだ!
「勇者ナマエナンダッケ斬!」
「――――――妖刀クニク!」
「な、なによあれ!? あいつ、押し負けてるの!? まずいわ! 私たちの術が切れたら!?」
「魔法使い、祈りを届けるの! 魔力を! 貸して!」




