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欠損したこの世界で  作者: ちゃる子
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プロローグ

はじめての作品なので誤字脱字などあればどんどん教えてください

ポツン


ポツ...ポツポツ..ザーザー




蝋燭の灯が雨音のメロディーの中で踊るかのように揺れていた。



現在の時期は梅雨ではあるがここ最近は晴れが多く、じっとりとした蒸し暑さが続いていた。





「ついに降ってきましたか」

神父姿の男はそう呟きながら、厚くなった雲を見つめていた。



この時期に小さな教会には訪れる信者など日に2、3人程度である。


そのため彼は部屋にこもり、【ティーパ】の作成を行っていた。

【ティーパ】とは、身体の一部の欠けた状態で生をうけるこの世界で身体を補うために主として魔物の部位を人用に加工し開発された義部位である。


そういう彼― ライルの狐のように吊り上がった右目からは深い翠の輝きが覗いていた。



―ガタッ―


「おや、こんな時間にお客さんでしょうか」


ライルは工具を机の上に置き、本堂の方に向かった。




そこには....


赤毛に赤い瞳をした赤ん坊が揺りカゴの中でスヤスヤと眠っていた。



そしてその子はあるべき位置にあるものが見当たらない。





『右肩』から先が欠損していた。















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