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52 てこ

痛みで一気に覚醒する。


痛みが鍵となり、一本の細い道が生まれる。


「こんなところで役に立つなんてなっ!」


使わないだろうとたかを括っていた理科の授業。

ここで使うとは――思っていなかった。


「扉は歯としたら……こじ開ければいいっ!」


扉は完全に閉じられているわけではないだろう。

ただ……強い力で噛んでいると考える。

なら……強引に開ければいいだけの話。


魔空間の袋に俺は手を入れて、一本の槍を取り出す。

ただの……途中で取って来た金属を技能『錬成』を使って作った槍。

それを……扉の継ぎ目に向かって全力で放り投げた。


槍はまっすぐと飛んでいき――扉と壁の隙間に綺麗に突き刺さった。


即座に刺さった槍を手で触り、『錬成』を作動させる。

金属が変形し、さらに太く、長くなる。

合計の質量は変える事ができない『錬成』だが、同じ金属を接触させた状態なら質量を増やす事ができる理論をつかった物だ。


「スカレア!手伝え!」

「もちろん!」


槍を掴み……思いっきり横に押す。

水中で力が入りにくいのを無視してただひたすらに槍を押す。

てこの原理を使って一点に力を集中させて、扉を破壊する。


最初の最初で習うような簡単な物理。

でも……一番万能だ。


「とりゃぁぁぁあぁぁああぁぁぁぁぁ!」


全力で槍を押し……扉が音を立てて割れた。


「スカレア!」


後ろにいるスカレアを放り投げる。

破壊された扉の場所を埋めるように壁はうごめき、空間を密閉しようとしているからだ。


「そ、ソラ!」


慌てて、追いかけるものの開いている隙間はもう残り少なくなってしまっている。


長らくお待たせしました。

受験が終わるのが来週となっていますので、あと少しお待ち下さい。

いまだに読んで下さる人がいて有りがたい限りです。

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