51 扉=
不定期更新です。
「くそっ!やられた!」
慌てて、音をたてた扉に向かって水を?いて加速し、ドアノブを思いっきり掴む。
だが……扉はビクともしない。
「これって……」
「あぁ……罠だな」
これまでにも簡単なトラップには何回かかかった。
だが……部屋の中で、ましてや出られないというのは一個も無かった。
「スカレア!警戒しろ!」
「了解!」
腰から魔法銃を抜いて、いつでも闘いに入れるように準備する。
氷弾なら、水中でも使えるだろうとリロード済みだ。
だが……
「……くそっ!」
飛んできた刃の様な物を間一髪で避ける。
飛んできた刃はそのまま直進し、壁に直撃……するかと思ったが、そのまま飲み込まれていった。
それと共に、小さな悲鳴のようなものが横から小さくひびく。
この声は……スカレア。
「ソラ!こっち見ないで!」
一瞬だけ振り向いてしまった顔を、瞬間的に戻す。
……見てねぇからな。
スカレアの服が……いろいろなところに穴があいてしまい大変な事になりかけていた……のは見ていない。
思考を切り替え、そして、確信する。
「スカレア!扉を攻撃しろ!」
「う、うん!」
戸惑いながらも、スカレアが触手を使って扉を突き破ろうとする。
だが、扉は固く閉ざされてビクともしない。
ここは……魔物の口の中だ。
消化液で……捕食しようとしているところだろう。
「スカレア!なんでもいい!やれっ!」
「分かった!」
スカレアが絶え間なく扉に攻撃を加え続ける。
鉤爪に、触手。拳でも何でも使っている。
豹変状態には……無いみたいだが、相当一生懸命やっているだろうが、ビクともしない。
こいつには……何が効くんだ?
攻撃を加えながら脳裏で考え続ける。
ここは……生き物。
生き物の……中。
脳裏に浮かんだ、頭が針で貫かれるイメージに即座に反応して首だけを動かす。
押された水が頬を掠り、軽く体がよろめく。
考えるのを止めるな。
一瞬の遅れが……詰みを生み出す。
「生き物……」
生き物の中なら……無機物の可能性は低い。
なら……壁や扉は……硬い肉と考えていいだろう。
「そうかっ!」
手を変形させて……一種の植物系触手に変化させる。
先端には……大きな口をかたどったようなもの。
昔、苦戦させられた魔物の……一部。
「スカレア!下がれ!」
「うん!」
壁を蹴って後ろに大きく跳ぶスカレア。
安全圏まで避難した事を確認し、触手に大きな力を込める。
口の中にある液体を生成し……力を込めて吐き出す。
まっすぐと液体は水の中を球体の状態で飛んでいき、壁に当たってはじける。
シュワリという音と共に、扉は軽く変色する。
「やったかっ!」
触手を使って扉に突撃させる。
だが、まったく扉は動じず変わる様子もない。
「くそっ!」
推測は外れた。
脱出は失敗した。
計算外という事態に頭の中が混乱し、そして……肩がおおきく切り裂かれた。
「ははっ……ははっ!」
諸事情により、しばらく更新が停止してしまいます。
受験が近いというのもありますが、パソコンの故障というのも大きいです。
何か手段がありましたら不定期に更新することもあるかもしれませんが、あまり期待しないでください。
受験が終わるか、パソコンが治り次第、プロットは考えてあるので高速更新をするので気長にお待ちいただけると幸いです。
本当に申し訳ございませんでした。




