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クズだけど、かっこいいとこみせる

 …。

 ちっ。

 あっちは全く動く気配がないな。

 今のうちに武器をとって一発で仕留めるか。


 いや、待てよ。

 ここを離れた瞬間に動き出すかもしれない。

 やつは、壁も登ることも天井にぶら下がることだって可能なのだから。


 武器は何がいいだろうか…。

 やつを潰すとなるとアレを使うかも知れない。

 やはり、潰すことなく形あるまま殺るしかないか。





 今、おれは地球の中で最強といえる怪物に遭遇してしまった。

 というか、したった。


 まずは、おれのスペック。

 身長 165

 体重 52


 もし、おれが死んだときこれを読んでくれる君たちがこの一部始終を記憶してくれ。

 そして、次の世代に伝えるんだ。


 ん?

 メメタァ発言?

 えっ、何、ジョ○ョ?




 まぁ、とにかく怪物のコードネームはG。

 またの名を「ゴキブリ」である。

 


 あ、ヤバ。

 触角がめっちゃ動いてるー。

 こいつ、動く気か…。


 こっちは丸腰なんだぞ。

 それに一人暮らしのワンルームだ。

 逃げるとこもない。

 …まだ、5月も始まったばかりなのに。




 落ち着いて考えろ。

 やtっじゅあ…。


 やつらの情報は知っている。

 が、やつらは俺の情報を知らない。

 戦いにおいてはいつも情報の多い方が勝つ。


 まず、お前らは飛べるけど飛べない。

 高いとこから低いとこはいけるが、その逆は無理。


 ということから、お前らより高いとこにいれば勝ち!!

 







 ………!?




 あいつ、天井に上ってやがるっ!

 やべー。

 やっベー。

 マジヤッバイわー!



 となれば、おれも本気を出すしかないようだな。

 後ろには、掃除機。

 しかし、掃除機は電源を入れなければ、その威力を発揮することはできない。

 

 では、近くに転がっている500mlのペットボトル。

 軽量であり、使いやすい。

 それに、すべての力を注げばGを潰すことは可能だろう。

 …あっ、駄目だ。

 あいつ、天井や。


 ほかには。


 エアガン。

 そういえば、メタルギアソルトが好きで買ってしまったリボルバー式のやつ。

 壁に飾ってて良かったー。


 少し歩けば手が届く。




 よし、あいつは動いてない。

 そして、手にはリボルバー。




 計画通り。



 標準をGに定める。

 「…楽しかったよ」

 勝利することは確実だ。


 G、お前らの敗因は何だと思う?

 お前らは、武器を使うことができないことだ。


 人間は初期ステは低い。

 しかし、武器を装備することによりそのステータスはどこまでも伸びるんだよ。



 カチッ。








 ポォン。















 「…イッ」



 なぜ?

 おでこがジンジンする。


 …!?






 あいつ、生きている!

 ぎりぎりをかわしたということか。

 しかも、的確に跳ね返してきた。

 そういえば、あいつらは逃げるときはIQ300を超えるらしい…。

 IQが上がったことにより、いつも以上に演算能力が上がり、弾を跳ね返すことすら容易ということか。








 いやいや、そんな能力はないはず。

 一方通○じゃあるまいし。




 まぁ、いいや。

 茶番もここまでだ。




 カチッ。










 パァン。









 この音は…。







 弾切れやー。






 あー、動き始めてる。

 しゃーない、おれの負けだよ。


 煮るなり焼くなり好きにしろー。





 おょ、床まで降りてきて、テレビの後ろに隠れた。







 チャーンス。



 掃除機を引っ張り出し、細いノズルに交換した。




 「アスタラビスタラ、ベイベー」



 ギューーーン。



 掃除機の音が響き渡り、Gに細いノズルを突き付けた。







 消えた…。






 吸いこんで消えたのではない。

 逃げられた。


 ただ単純に。
















 「…いないんだけど」








 こんな狭いワンルームで姿を消すなんて、あり得ない。

 考えられない。


 いくら探してもいない。





 本当におれの負けみたいだな。

 今日の夜はGを食べてしまうことになるみたいだ。













 この後、インターネットを使って調べると、初めの一匹は殺さずにGの近くを新聞紙などで叩いて怖がらせると、危険信号を出して、その家には近づかなくなるとのこと。

 結果、部屋から必死で逃げたのかゴキブリの足が転がっていた。






 …。

 もっと調べとけば、あんな時間もかからなかったよな。


 にしても、どこに行ったんだろうな。

 ご飯をあげるとなつく、かわいい奴め。

 後書きあったんですね。わからなくて…。だから、今回から書き始めることにします。


 ここまで読んでいただき感謝します。文法とか誤字が多いかもしれません。その時は生あたたか~い目で見守ってください。もちろん、指摘してもらえるとうれしいです(笑)


 今回の話の内容は、「G」です。みなさんも一度は見て、固まってしまったことがあると思います。どうやって撃退しますか?ぼくは死んでいる「G」を手で持った時がありまして、それから友達に持てんだぜって言いふらしました。けど、やっぱり生きてる「G」は持てませんでした。いやー、怖いですね、やっぱり。

 自慢する時は、ちゃんとできることを確認してからにした方がいいですよ。

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