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現世
帰らぬ人
人は死ぬと虚無に行く
どこか遠くに行き我々の知らぬ場所に行く
悪い行いをすれば地獄に善良なことをしていれば天国に。
そのようなことを言われているが少し違う気がする。
人は死ねば、もう何も残らない。
魂はもうそこには宿らないし、宿り帰らないのだから
「天国、それは死んだ後に行く着く場所だ。しかし、迷信だと思う。人は全員地獄に落ちる」
「何言ってんすか教授」
「中井君、僕は本気だ...空から人が落ちてきたんだよ!」
「ほんとわけわからん人だ...僕は少し、寝てきます...ベンチ空いてっかなあ〜?」
「人はなぜ...死ぬのだろうか...この世界はやはり不思議だな」
「...さてとベンチは空いていたが、前にはイチャイチャしてやがるカップルと...吐き気がするぜ...石でもあっちに蹴ってやろ」
コロン!コロコロコロコロ...ピタッ...!
ドキッ!
「な、何だこの嫌悪な存在は...!?」
目の前に巨大の...閻魔が現れた
だが、それは突然じゃない、目の前のカップルが変形しあの姿となった
「なんなんだよ...」
『お前〜お前は〜この世からァ〜』
「...は...ははは...ハアハアハア」
その瞬間、奴は消えた
しかし中井は悟った
「もうこの世に入れないや...」




