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バルコニーから見える海は、信じられないほど静かだった。風が頬をなぞるように髪を揺らす。まるで私たちを祝福しているかのように、白いカーテンがふわりと舞う。南半球の夏は、肌にまとわりつく湿気すら明日の花嫁には優しすぎていた。

私は裸足でバルコニーに出た。大きく息を吸う。明日の私は笑っているのだろう。

——きっと私はいい子の儘で

左の薬指には一年前の誕生日にもらった婚約指輪が光っていた。この先にある幸せな未来が、もう目の前に来ている。

 

 それなのにどうして。


潮風の匂いに混ざって、遠い夜のネオンの匂いがした。


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