忘れてはいけないこと
バルザックは1799年から1850年まで生きたフランスのリアリズム小説の第一人者で代表的作家で、『人間喜劇』などの作品で知られている
小説家であるバルザックはこんな言葉を世に残していた「多くの忘却なくしては人生は暮らしていけない」という言葉だ
これは辛い経験や悲しい出来事を忘れることで、人は前に進み、生きていくことができる、という人生の教訓でもある
どんな人でも岐路に立つことがある 親 知人の死である それは苦しいことで1日やそこらでは到底前に進むことなどできないことだ
しかし それら全てを心に留めていては前に進めない。過去として忘れ去る力(忘却)があるからこそ、人は幸福を感じ、生きていけるのだ
それでも決して我々が忘れてはいけないことがある それは数々の事件の風化だ
過去に地震や水害 殺人事件などに見舞われ重大なニュースになってもなお報道されるのはたった1週間やそこらで人々はだんだんとそのことを忘れ関心の低下してきている
事件や紛争 災害を次の世代に語りかけ、伝えていくことが我々の仕事ではないのかと私は思った
戦後生まれが総人口の9割近くとなり、戦争体験の継承がより深刻な問題になってきている
「人間は争い奪い合う生き物なんです」と誰かの冷めた一言 そして誰かがそれにまた絶望していく
だからこそ僕たちは願うべきなんだ 誰もが同じ人であって誰もが同じ幸せにならなくちゃいけないって それがどんなに届かない願いだとしても




