その二十一
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不確かなものなら要りません。私が必要としているものはいつも確かなものだけです。それが私のもとを立ち去るのは私が怠惰であったり卑怯であったり不忠であったりするからなのであって、私の熱意が増せば増す程に遠ざかって行く様なものに用はありません。それは私には縁の無い、不要なものです。だからそういう結果になるのでしょう。
私の熱心をもっと必要とする、今の御前でもまだ足らん、そう言ってくれるものこそ私にとって大切なものなのです。あなたも自分にとってそういうものを見付けて下さい。自分に福利を齎してくれるものではありませんよ。自分の情熱を汲み取ってくれるものを探し求めるべきなのです。
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自分を放出して下さい。人から如何に見えるかを全部忘れて下さい。あなたが気にすべき事は残らず自分を吐き出したか否か、それだけです。幾分でも自分の中に残しておくという馬鹿な事をしてはいけません。その、幾分でもあなたが表白せずに残しておくのを視ている目も間違い無くあるのですよ。
運命は一番厳しい目をもって一番あなたが見られたくないところを視るのです。でも、しかしだからこそ本当に『面白い』のです。
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感傷的と他人を非難する人が真実に感傷を解していると私に思えた事が、今まで生きて来て一度たりとも無かった様に思います。感傷的だとて他人を責める人間は、自身が感傷的ではない人と謂うよりも決して感傷的になる事が出来ない人ではないでしょうか。感傷的になる事を自覚的な意志としてしないのではなく、なりたくても絶対になれない人間という意味です。
私が言いたい事はお分かりですね。それの何たるかも知らず批判する、そういう批判もそれをする人間も多いのです。それこそ気に留める必要はありません。資格の無い批判は無意味であり無価値ですから。
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誰かの意向に逆らわない範囲で生きていける、そうであるなら仮令大金持ちでも奴隷でしょう。大金持ちの、生活水準の極めて高い、自家用ジェットを所有している奴隷です。自分で自分の人生を開拓出来ません。自分の判断で自身の行動を決定する事が許されていないからです。
深刻な疑問と破滅的な後悔がやってきます。それは恐るべきものではありませんか。心して生きて下さい。
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