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その十三

6717

 病気でもないのに(めし)が美味くない、これはおかしいです。何となく美食に(うつつ)を抜かしている金持ちの嫌な顔が浮かびます。腹を減らしてみるべきでしょう。ニ、三日、水だけ飲んでふらふらになってみるべきかと思います。その後の飯の美味い事といったら、ちっとやそっとで言葉にならぬ筈です。御飯だけでも相当に上手いに決まっています。

「おかずは塩だけ、我慢してね」

 とんでもない事です。塩無しでも上等です。噛んでいるうちに得も言われぬ(めし)の甘味が口の中に広がって恍惚とする事請け合いです。

 大体が(めし)が美味いだの不味(まず)いだの言っている時点でもう根本的なところを外しています。甘え倒しているのです。思い知るべきでしょう。食べ物がある事だけで自然に(こうべ)を垂れる心持ちが本当でしょう。


6718

「生きている間に、色々なものを見るだろう。また様々に苦しむ事になるだろう。けれども(おまえ)(おまえ)らしく在れ。屹度(きっと)それで()い、それが善いのだ」

「はい。僕はお父ちゃんの後を追います。それが一番僕らしい生き方だからです。それを離れて、何処(どこ)に僕らしさがあるでしょう。僕は僕の魂が存在する限り、お父ちゃんに仕える者です」

 命の繋がり、在り様、所属、本質、忠実、懸命、誠実、死を恐れぬ事、目標、意義、その全部が(ここ)にあります。地上の使命を果たしたなら安んじて死を受け容れるべきですね。それ以上は最早、私は子供になっても()い筈です。私は父の息子です。私は天上にて再びあの優しい父に抱かれたいのです。


6719

 終日誰にも会わない、喋らない『孤独』は、実は本当の孤独ではありません。それなら人は心を乱されずに済みます。ですが心に誰も許容出来ないというのであれば、それは日に幾人もの人達と言葉を交わして暮らしていても完全なる孤独です。違いますか。

 孤独とは心の在り様を謂うものです。頑張らないと生きていく事が出来ない、生活が出来ない。しかしその頑張りを支えてくれるものが無い。それが孤独というものの本質ではないかと思います。心に信頼出来る、深く愛する人を抱いて下さい。見付からなければ家に居るのではなく外に探しに出て下さい。その努力を払っている人は多いと私は思います。それくらいこの欲求は多くの人がもっているものです。あなたも人との新しい出逢いの為の具体的な実践に乗り出して下さい。


6720

 これは伝えるのが非常に難しい観念なのですが。

 私にとって過去というのは神秘であると同時に天国で、しかも故郷なのです。私は其処(そこ)から生まれ出て来たのです。いや、今でも私は其処(そこ)に生えている樹です。私は過去に戻りたいです。でもそれは今の暮らしから逃避して戻るのではありません。其処(そこ)に私の過去は在りません。

 私は今を自分らしく生き尽くして、それ後私の抱く過去に帰りたいのです。それが私の奉じる生きる目標です。

 ブログは毎日更新しています。

https://gaho.hatenadiary.com/

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