表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

スーパーヒロインズ!

あとがき(めいたもの)特別篇四 ―スーパーヒロインズ! 卯月には障りありけり―

作者: 八十島そら


 【さよなら安達太良(あだたら)先生】


ふみか「先生、どうして書生の格好なんですか。そして私たちはセーラー服なんですけど」

まゆみ「我慢なさい。縄を握らされていたんだけど、首にかけてということかしら? いい年なって身長を伸ばすつもりはないのよねー」

はなび「あきこのやつ、前髪がすんげくきっちりしたセンター分けなんだけどっ」

もえこ「はなっちサン、靴下がタルんでマス! ソウいうダラしナサ、イライラしマス。」

いおん「鉤括弧で、くくった文章には、句点を、打たない……です」

もえこ「萌子ハ役柄上、許サレてるんデス。」

ゆうひ「うちは、同人誌が体にくっついて離れへんねんよ」

ふみか「うわ。これ、衆道(しゅうどう)じゃないの?」

はなび「腐女子ってやつか!」

ゆうひ「うちは、男女の恋を読みたいんやけどぉ」

もえこ「ふみセンパイは出席番号27番、はなっちが11番、いおりんセンパイが22番なんデスな。」

まゆみ「皆、席につきなさいな。簡単な問いよ。私達は普通の文学PRサークルではありません。何が特殊なんでしょう?」

ふみか「自覚はあるんだ……。あ、唯音先輩が手を挙げていますよ」

まゆみ「はい、仁科(にしな)さん」

いおん「文学戦隊で、あること……」

まゆみ「正解よ! 私達は日本文学の素晴らしさを届ける戦隊! でもね、戦隊によくあることを余さず披露できていないの。ゆゆしき事態なのよ!」


【やり残した「戦隊物といえば!」】

・倒した敵が巨大化する

・巨大化した敵を合体ロボットで倒す

・戦士が仲間割れする

・いつもクールな青が恥ずかしい姿を見せる

・黄色に車を運転させると危険

・追加戦士が中盤に登場する

・敵幹部にセクシー部門がいる

・名乗りの後に爆発

・決戦は広大な砂地(ほら、あれですよ、崖があって、

 ほらほら)

・エンディングは戦隊・敵みんなで踊る

                  等々


はなび「おい、巨大化しちまったら町に被害出んの必至だろっ」

ゆうひ「合体ロボットなぁ……激しく揺れた時に酔うてもろたらどないしよ」

もえこ「仲間割れ回ハ、ちょこちょこアリまセんデシたカ? 第四番歌、第六番歌、第十二段デス。」

いおん「アルコール摂取は、適量をおすすめする……です」

ふみか「夕陽ちゃんは、運転免許持ってないんだっけ」

ゆうひ「父に止められているんやよ。うちが事故を起こしかねへんから、てね」

はなび「追加戦士ってよ、まゆみじゃねえのか?」

もえこ「司令官カラ参戦パターンもアリまシタよ。」

いおん「セクシー部門は、いる……?」

ふみか「敵ではないと思いますけれど、近松(ちかまつ)先生がそうなんではありませんか?」

はなび「逢ひ見ての女軍団を呼べるぐらいだかんなっ!」

ゆうひ「あかん、あかんて華ちゃん。逢ひ見て、をあまり公共の場で言うたらぁ……」

もえこ「名乗り後ボンバーは、イラストか映像化しタラ実現デキまセンかネ?」

いおん「同じく、ロケ地も……ですね」

はなび「ダンスもソレでいけるだろっ! あたし、得意だぞ」

もえこ「へへ! 中・高ノ体育祭デ、萌子ハ毎回応援ダンスのセンターだっタんデスよ。」

はなび「盛るなっつーの。センターなれたの、高二だけだろっ。一瞬だけだったじゃねえか。それ以外の年はセンターの隣の隣っ」

いおん「夕陽さんは、ダンス、上手に、できる……?」

ゆうひ「うち、振り付けを覚えるんは苦やなかったんですけれど、実践はあんまりなんですよぉ。レクリエーションの練習でよう居残り組になってましたぁ」

ふみか「私も。大きな間違いなんてしていないのに、ちょっと周りとずれている、足をもっと広げてとか文句をつけられたよ」

まゆみ「今度、エンディングダンスを作ってみましょ!」

ふみか「あ、そこにいる芽が出ない『なろう』を利用している人、まゆみ先生が呼んでいますよ」



 芽が出ない「なろう」利用者こと八十島(やそじま)そらは、まゆみ先生に「やり残した『戦隊物といえば!』」を一つでも実行させなさいと頼まれたのでした。




 と、いう、わ、け、で。「スーパーヒロインズ!」シリーズ続編、近日中に投稿します。お付き合い願います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ