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マリオネット

作者: こるか

やあこんにちはそこの少年ちょっと僕の暇つぶしにつきあってよ話を聞いてくれルだけでいいからさ

ねっほらおいでよ

あっ質問はうーんとね三回ぐらいはしてもいいよ

ねえ操り人形って知ってるかい?

哀れな哀れな子供たちのことさ

これから語るのはその一人のお話

ある少年は幼い時からずっとずっと母親に従順であれをやりなさいこれをやりなさいと言われてきた

この塾に入りなさいと言われてたら必ず行った

癖も好きなものも何もかも全て母の好みのモノになった

でも高校に入って自分で考えてやりなさいと急に言われてしまったんだ

何故かって

母親が歪んでいることを近所の人が知らせて引き取られたからだよ

引き取り先では虐待めいた事をされた一々言わなければ何にも動かないからさ

その少年は動かなくなってしまったんだ心が壊れていて、いわゆる指示待ち子になっていたからね

だって人形劇の途中で操り糸を手放されてしまった哀れなお人形さんは…ねっお察しでしょ?

操りたい、思うがままにしたいだなんて思うなら最後まで少年が生を終えるその時まで操り切ってほしいものだよねぇ付き合えないなら…早いうちに手放したら良いのに人間って本当にバカだね

その少年のその後が知りたいって?死ぬまでずっと少年は少年のままだったよ

最後の質問は少年が私かどうか?死んでいればここの世界にはいないさうまく輪廻の輪に乗れていなかったら知らないけど

ハハッ僕が誰かって? それはねぇ な  い  し  ょ だよバイバイまたいつか

作者のあとがき

どう解釈するも自由ですが作者が込めたかったことはこれだよってことだけ書きます

青年ではなく少年というのは中身がずっと幼いままということと、少年のうちに亡くなったという二つの解釈を込めてみました時々カタカナやひらがな、漢字が入り乱れているのは人外だという事を表したかったからです。伝わっていると良いな

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