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六から十
006
時価落ちた 株貯め支配 ダウ高だ 歌い始めた 部下たち可笑し
じかおちた かぶためしはい だうだか(だ うたいはじめた ぶかたちおかし)
007
盛岡の 叔父暮らす宿 壺焼き屋 ホッと安らぐ 潮の香りも
もりおかの おじくらすやど つぼやき(や ほっとやすらぐ しおのかおりも)
008
愚図る猫 いい子猫の子 子猫の子 猫子の小猫 いい子寝るすぐ
ぐずるねこ いいこねこのこ こねこの(こ ねここのこねこ いいこねるすぐ)
009
永久に 探る絵描きが 遠く描く 音が着替える 草に絵仕事
とこしえに さぐるえかきが とおくか(く おとがきがえる くさにえしごと)
010
ラブラブで 高い鰹と 氷下魚買い 孫とお使い 片手ブラブラ
らぶらぶで たかいかつおと こまいか(い まごとおつかい かたてぶらぶら)