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特訓 その日の夕方

「リオン離れて!マリア!いまだ!!」

イルが指示を出す

それにこたえ二人が動く

「キューーーーーー」

みごとに突進ウサギを撃退した

「よし!!」

リオンが声を上げる

それにみんなが喜んでいる

ドロップアイテムを拾い上げ

「だいぶ形になったな!!」

みんなに告げる

「ああ、なんとなくみんなの動きがわかる感じがするよ」

リオンがいう

「そうね、石もこっちに気をむけるだけじゃなくて当てることもできてきたわ」

リディアがいう

彼らの言う通りかなり形ができてきた

飲み込みが早く

体も動きがよくなってきている

これはレベルが上がってきているとみていいだろう

人のステイタスの確認はできないので感覚でしかないのだが

そんな気がする

「もうそろそろ暗くなる、村に帰ろうか」

「「「「「はい」」」」」

みんな元気よく返事をくれた

今日の朝の変な空気な時とは様子がかわった

俺の言ったことが知識として身につくことに納得できたのだろう

そして今日獲得した

ドロップアイテムは12個

トーマスさんに換金してもらえば

240ゴールドにはなるだろう

このうち150ゴールドは彼らにそのまま渡そうと思う

残りの90ゴールドは村に帰ってからあることに使う

それは村に帰ってからだ

帰り道彼らは楽しそうに話しながら歩いている

なんかこれが本来の彼らの姿なんだろうと思う

「明日はさ!もっと私が前に・・・」

「マリアは前に出すぎだ!もっと距離を・・・」

リオンとマリアが

そして

「あのリディア!どうやったら当てれるようになる?」

「ジンはもっと落ち着いて・・・」

ジンとリディアが

それぞれがそれぞれに今日のことを話し

改善していこうとするその前向きな姿勢も彼らのいいところだ

「なぁ?」

イルが話しかけてくる

「どうした?」

「俺明日から戦闘に加わりたいんだけど・・・」

「体は大丈夫そうか?」

「うん、大丈夫だと思う・・・てか、みんなと一緒に戦いたいんだ!」

「わかった。でも無理はするなよ」

「ああ!わかった!!」

嬉しそうに笑うイル

多分自分だけ戦闘に加われずに指示しているだけの立場に

やきもきしていたのだろう

「おい!明日は俺も加わるからな!!」

「大丈夫か?イル?」

「ああ!!大丈夫だ!!」

「足引っ張らないでね!」

リオンが確認してマリアがちゃちゃを入れていた

なんか、いいよな

これが年頃の子供たちの風景だよな

そう思いながら村についた

村に入るとニックさんが入り口にいた

「おかえりなさい!」

ニックさんがいう

それにみんななんかもじもじしていた

「ニックさんお疲れ様です!ほらみんなあいさつしな!」

するとイルが

「あの・・・ただいま・・・」

小さな声だが答えた

そのあとにみんな頭を下げる

ニックさんはニコニコと

「みんなお疲れだったね!トーマスさんが待ってるよ!」

「はい!」

俺は返事をして宿に向かった

宿に入ると

トーマスさんの他に老夫婦が二組

「にいさん!お帰り!そんで小僧どもな!」

威勢のいい声が迎えてくれる

「トーマスさん、ただいまです!」

「おう!」

「ほら!ほら!!」

みんなに挨拶をうながした

「「「「「ただいま」」」」」

小さいながらも挨拶をした

そして話をすぐにうつし

「トーマスさん、そちらが協力してくれる?」

そう聞きながら二組に目線をうつす

そこには朗らかな感じをした老夫婦が二組

「ああ!こちらが今日から小僧たちを見てくれるパラス夫妻とアークス夫妻だ!」

「「どうも」」

両夫妻の旦那さんが挨拶してくれる

「どうも」

頭をさげ

「今日からよろしくお願いします」

そう告げる

「そんなに改まらないでください、タケシさん」

パラスさんの奥さんがいう

「そうですよ、私たちもあなたの考え方に賛同したのですから」

つづいてアークスさんの奥さんがいう

「ありがとうごさいます」

お礼をいうって振り返ると少年たちはキョトンとしていた

「早速なんだが今日から君たちがお世話になる、パラス夫妻とアークス夫妻だ!」

「はぁ?世話になるって?」

イルが聞いてくる

「そのままの意味だ、いつまでも納屋で生活してるわけにもいかないからな」

「!?でも俺たちは!?」

「今朝も言った通り君らにはこの村の支えになってもらいたい、そのうえでこの村の人たちと暮らしを共にするのは必然的に必要になってくる。そのためにトーマスさんに頼んで君たちの面倒を見てくれる人を探してもらった」

昨日の夜宿に戻るときトーマスさんに話

お願いしていたことでもあった

ほかにも200ゴールドを渡し彼らの今後の足しにしてもらった

正直金銭の面はかなり断られたが俺の宿泊代込みでと冗談でいったら

「わかったよ!!」と笑いながら受けてくれた

もちろんこの程度では少ないのでしっかり払うつもりだ

「でも・・・いいのかよ?」

「大丈夫、理解してもらってるから」

イルにいうと

「そうだ!子供は深いこと考えずに好意には甘えな!!そんで元気よく働いてくれ!!」

トーマスさんが言ってくれる

「・・・わかった、ありがとう・・・」

どこか照れ臭そうに言った

「じゃ、マリアとリディアはパラス夫妻に他の男三人はアークス夫妻にお任せします!」

「わかりました、イル君、リオン君、ジン君。よろしくね」

アークスさんの旦那さんが語り掛ける

それに頭を下げながら

「よろしくです」

イルが言う

それにつづき

「マリアちゃんにリディアちゃん!女の子がきてくれて家が華やかになるわね~」

「そうだな~これからよろしくね」

パラス夫妻が挨拶した

「「よろしくお願いします」」

これに二人も頭をさげる

その挨拶をしり目にトーマスさんのところで換金をする

「あの二人は俺と同じ顔役の二人だ、昨日のにいさんの考えを伝えたら率先してやるって言ってくれたよ・・・あの二人も気になってみたいだからなこの村のことは・・・」

そう言いながら換金の準備をする

「あそこの子供たちも村から出ていったそれっきり・・・思うところがあったんだろうな・・・」

そういうと240ゴールドを渡してくれる

「なによりも見ず知らずのにいさんがあんな風に説得してくれたんだ、俺たちもなにかやらないとな!」

「ありがとうございます」

「それはこっちのセリフだよ!にいさん!」

そういうと笑った

「じゃ、みんなきてくれ、これ」

そういうとみんなに150ゴールドを渡した

「これは!?」

驚いたようにイルが聞いてくる

「これは今日君たちがモンスターを倒すことで得た報酬だ」

「でもそんなのもらっていいの??」

マリアが聞いてくる

「もちろんだ、君たちが力を合わせて倒して、君たちがもらうべき正当な報酬だ」

「・・・」

どこか信じられない様子でそのお金を見ている

「これはみんなに渡すだから、そのお金をどう使うかは君たちの自由だ。みんなで150ゴールドということで誰かが管理するのか、それとも5等分して一人30ゴールドずつ持つのか、君たちで考えて使うんだ」

「・・・わかった・・・」

イルが答えて受け取る

「よし!ではまたみんなで明日外に行くから頼むよ!!」

そうみんなに告げてそれぞれがそれぞれの家に向かった

そして間引いていた90ゴールドをトーマスさんに渡して

「これを村のために」

「!?あんたまた!!」

「これは彼らが初めてこの村に貢献した証です。」

「証って・・・」

「できれば彼らの生活費に、残りは村の運営に使ってください」

「・・・・わかった」

そういって受け取ってくれた

「まだ少ないですが、少ないながらでも日々積み重ねていけば大きくなるんでどうか」

頭を下げる

「やめてくれ!俺たちもにいさんの言葉に納得してやってるんだ!だから頭をあげてくれ」

「はい」

そういって頭を上げる

「じゃ、俺たちも食事にするか!」

「はい!」

そういって部屋に戻り支度を整えることにした

そして明日の準備もしていくのだった


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