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集荷配送員の日常

作者: ア煌

私、有田和美、21歳、集荷配送の仕事をしています。


集荷配送の仕事って、キビキビ動き回るイメージとして見られていますが、実はそれ以上にキビキビした動きをしないとやっていけない仕事なんです。


その上、配送先からのクレームは日常茶飯事、配送中の事故の話なんかも1日に3~4件は聞くとてもブラックな職業です!。


今日の配送先でもクレームが発生、と、言うか今回の配送先は毎回クレームが付くって事で職場内では有名な所で私も嫌に思っているんです!!。


今日のクレームは、なんでも、大きさが違うらしいんです?!、でも、今日の配送でここにはこの荷物1個だけだし、毎回毎回定量の物を運んでいるのだから大きさに違いは無いはずなんだけどなぁ?。


私の上司は集荷に気を配るだけで配送先のトラブルは全て現場任せのどうしようもない上司で当てにならないのでここは一つトンチを利かせて。


「実はこれ、昨日のよりは鮮度が良い物なので大きさよりも鮮度を重視されているあなた様の為に用意された物なのですよ。」


そう言うと相手は納得したのか一応引き取ってもらえた!。


毎回、同じ手が使えるとは思えない?、次回の配送員はどう頑張るのだろう??


さて、次の荷物は・・・・・・・・・・?!?!、デカい!!・・・待って・・・これ・・・私1人でどうにかしなきゃいけないの??、まぁ、持てる大きさと重さだからぁ、運べと言われたら運ばなきゃいけないが、もう少し考えて集荷してよぉ!!。


とりあえず運ぶ私。


その時、突然空から大きな物体が落ちてきた!?。




しばらくして目を覚ました私。


うぅ、身体が痛い、なんか、生温かい物に段々包まれていく感じがする。


事故っちゃったのかしら、私、ここで終わりなのね、彼氏も出来ない21年間、何をして生きて、何を残して行けたのだろう?、ただ蟻のように働く一生だったわ・・・・・・・・・・。


有田和美、21歳、死去。

子供

「ねぇ、ママぁ~。」


母親

「どうしたの?。」


子供

「あのねっ、蟻さん踏んじゃった!。」


母親

「あらぁ~、そう、じゃあ、蟻さんにごめんなさいしなきゃね。」


子供

「どうしてぇ?。」


母親

「蟻さんもね、一生懸命生きているの、小さくても大事な命なんだから、間違って踏んでしまっても大切に思う心が大切なのよ、ねっ!。」


子供

「うん、わかったぁ、蟻さん蟻さん、ごめんなさい。」


母親

「はいっ、良くできました、これからは足元にも気を付けて歩くようにしないとね。」


子供

「はぁ~いっ。」


終わり


でも、実際に蟻を踏んだからっていちいち謝ってたら切りがないんですけどね!?、まぁ~、あくまでも物語なんで物語!。

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