第一話 『初めての変身』
一応、仮タイトルです。
今回はあまり難しい漢字を使わないようにしてみました。
あと、あんまり説明文ごちゃごちゃ入れたら読みにくいかなぁ・・・っと思ったのでなるべく減らしました。
漫画描いてくれる人いないかなぁ・・・。
なないろナイト(仮) 第一話『初めての変身』
ジリリリリリリーーーーーー!!
「うわっ!!」
目覚まし時計が部屋に鳴り響いている。ふとんから手が伸ばし、目覚まし時計を止めた。
「・・・・・・・ってもう8時じゃない!!遅刻しちゃうぅぅぅ〜〜〜〜!!」
ベッドから勢いよく飛び起きた。
「えとえと・・・時間割は終わってるし、今、着替えも終わったし・・・・あ〜んもぅっ!今日から4年生なのにぃ〜〜!!」
ドタバタ ドタバタ
階段をあわただしくかけ下りている。
「朝ごはんいらないから!あと、お弁当勝手に取ってくね!!」
キッチンに置いてあるお弁当が入った袋をわしづかみして、そのまま玄関まで走っていった。
「あきらーー、朝ごはん食べないで、学校でおなかすいても知らないからね!!」
キッチンの方から声がする。
「そんなこと言わなくっても分かってるぅーーー!!」
スニーカーのくつひもを結びながら大声で言った。
「じゃぁ、いってきまーーす!!」
(あたしの名前は條城 あきら。今日から小学4年生。初日から遅刻寸前で今、マジで焦ってる!!)
キーンコーンカーンコーン
ガラガラ
「な、なんとかセーフ・・・ハァッハァッ」
教室のドアを開けて、息切れをしている。
「今年も同じクラスですわ、あきらちゃん。どうぞよろしくお願いいたします。それにしても、初日から遅刻なんてあきらちゃんらしいですわ。クスッ」
(今、笑ったこの子はあたしの大親友で白樺 美麗ちゃん。)
「こちらこそよろしくぅ〜!・・・ハァッハァッ」
「そんなとこで息切れしてないで、さっさと席に着いたらどうだ?條城。」
後ろから声がした。
「こ、小林先生!?えとあの・・・わたしの席はどこでしょうか?」
みんなから注目をうけて恥ずかしそうにあきらは言った。
「白樺の前の席だ。黒板に席順書いてあるだろ?ちゃんと見ろ。」
先生があきれながら言った。
ハハハハハハッ
クラスのみんなから笑われてしまった。
キーンコーンカーンコーン
「あ〜あ、4年生になったのに3年生のときとあまり変わんないなぁ・・・。」
校庭のしばふであきらがため息をついてお弁当を食べている。
「たしかに、あまり変わりませんわね。担任の先生も変わっていませんし・・・。」
美麗もとなりに座ってお弁当を食べている。
「だいたい、なんで初日から午後の授業があるんだろー?・・・めんどくさいなぁ〜〜。」
あきらが文句をたれている。
コロコロコロコロ
あきらたちの前にサッカーボールが転がってきた。
「あ!サッカーボール!ってことはもしかしちゃったり、もしかするかもぉ〜!!」
タッタッタッタッ・・・
「ごめんね!ボールそっちに行っちゃったみたいで・・・。」
誰かが走ってくる。
「やっぱり、一ノ瀬先輩だぁー!!」
ヒョイッ
あきらがボールを拾い上げた。
「ほんとにお弁当食べてるのに邪魔しちゃってごめんね。」
一ノ瀬先輩が頭をかきながらあやまっている。
「そんなにあやまらなくてもいいですよぉ。はい、ボール!」
ボールを手渡した。そのとき、あきらの手に一ノ瀬先輩の手がそっとふれた。
「それじゃあ!」
軽く手をふって一ノ瀬先輩は去っていった。
「見た、見た?!さっき一ノ瀬先輩の手にふれちゃったぁぁぁ〜〜〜〜!!」
あきらは興奮しながら、美麗のほうを向いた。
「よかったですわね。」
美麗がほほえみながら言った。
「あーもー!!チョーチョーしあわせ!!」
あきらはまだ興奮している。
キーンコーンカーンコーン
「やっと今日の授業おわったよぉ〜。つかれたぁ〜。」
帰る準備をしながら、あきらが言った。
「おつかれさまですわ。今日も寄り道しますか?」
ランドセルを背負って美麗が言った。
「ううん、今日はお父さん帰ってくるの早いし、さっさと家に帰らないと・・・美麗も一緒に帰るでしょ?」
準備をすませ、あきらもランドセルを背負った。
「もちろんですわ。」
美麗は優しくほほえんだ。
「條城ーーーーー!!またおまえ、おもちゃ持ってきただろーーーー??」
小林先生が少し困った顔をしてあきらのところにきた。
「おもちゃ?そんなもの持ってきてません!たしかに、トランプとかゲームは持ってきたことあるけど、今日は持ってきてません!!」
あきらは持ってきてないと言い張っている。
「うそをつくな。こんなぬいぐるみを持ってくるのはおまえしかいない。今回は許してあげるから、持って帰りなさい。・・・にしても條城は遅刻するし、髪の毛は白く染めるし、問題児だなぁ。」
小林先生はあきれて、ぬいぐるみをあきらに渡した。
「だから、髪の毛が白いのは生まれつきだって・・・ブツブツ・・・」
あきらは文句をたれている。
「まあ、とにかく、今度からおもちゃを持ってきたら取り上げるからな。」
そう言うと、小林先生は手をふって教室から出て行った。
「ほんとにこんなぬいぐるみ知らないんだけどなぁ・・・でもカワイイし、もらっておこうかな。」
あきらはぬいぐるみをギュッと抱きしめた。
「ほんとにかわいらしいぬいぐるみですわ。まるでクリオネみたいですわ。」
美麗がほほえましそうにあきらとぬいぐるみを見た。
パチパチッ
「・・・・・・?」
あきらがきょとんとした目でぬいぐるみを見た。
「どうかなさいました、あきらちゃん?」
美麗が心配そうに聞いた。
「えっ!・・・あ、その・・・なんか一瞬、ぬいぐるみの目が開いたような・・・今は閉じてるけど・・・たぶん、見間違いだね!そんなことより、さっさと帰んなきゃ!!」
あきらが笑ってごまかした。
「たっだいまーーー!!」
あきらは玄関のドアを元気よく開けた。
「お母さーーん!おっやつ〜〜〜!!」
走って洗面所まで行き、手を洗った。
「そこにエクレア置いといたから。あと、今からお母さんでかけるからお留守番よろしくね。じゃあ、いってきまーす。」
そう言うと、お母さんは玄関から出て行った。
「エックレア♪ エックレア♪きょーうのおっやつはエックレアだぁ〜♪」
ソファーに座り、ランドセルとぬいぐるみをとなりに置いて、エクレアに手を伸ばした。
「いっただっきま〜す!」
大きな口にエクレアを入れようとした。
パチッ!! パクッ
ぬいぐるみの目が開き、あきらが食べようとしたエクレアを食べた。
「ぬ、ぬぬぬぬぬぬいぐるみが動いたっ!!てゆか、あたしのエクレア食べられたぁぁぁ〜〜!!!」
あきらはすごくおどろいている。
「モグモグ・・・おいしいフィロ〜!3日ぶりの食事フィロ〜!」
そんなことはおかまいなしにぬいぐるみはエクレアを完食した。
「しかも、しゃべってるしーー!!」
あきらにはおどろきの連続ばかりだ。
「おどろかせてゴメンフィロ。ぼくの名前はフィロ!よろしくフィロ!!ところでさっきぼくが持ってたカードを知らないフィロか?」
いきなり自己紹介をされ、あきらは少しパニックになっている。
「え、えと、カードね!たしかに持ってたような・・・ああ!!それならさっきポケットに入れたはず・・・!!」
あきらが窓から外を見ると奇妙な灰色の雲があった。
「やばいフィロ!!もうグレルンダーたちが来たフィロ!!」
フィロがあわてている。
「グレルンダーってなに?てゆかそのネーミングはどうかと思う。」
「とにかく、灰色の雲の下へ行ってみるフィロ!!」
なにがなんだか分からないが、あきらは言われたとおりにすることにした。
「雲があるのは商店街の方みたい!にしても、なんであたしだけ走って、フィロは宙に浮いてるの?あたしも宙に浮いてらくしたいぃ!!」
「しょうがないフィロ。ぼくらリクオネ族には足がないから走ることはできないフィロ。それに浮いてるだけでもけっこう体力つかうフィロ。」
「てゆか、リクオネ族ってなんなのよ〜〜??」
「話しは後フィロ!とにかく今は先を急ぐフィロ!!・・・・・ストップフィロ!!止まるフィロ!!」
いきなりフィロが止まった。
「なんなのよぉ?」
あきらがフィロの方を見ると、フィロが電気屋さんの方を指差していた。そこには黒っぽい灰色の犬がいた。
「なによ?ただの犬じゃない!あんなのにビクついてんの??」
あきらが犬に近づこうとした。
「あぶない!!あきら、そいつグレルンダーにやられてるよ!!」
フィロがあきらを止めようとした。
「だから、グレルンダーってなに?ぐれてるわけ??」
あきらがかまわず犬に触ろうとした。
ガバッ!!
「あぶない!あきら!!」
いきなり犬がおそいかかってきた。あきらは横に飛んで避けた。
「あっぶなぁ〜!!てゆか、しつけの悪い犬ね!どこの犬かしら?!」
また犬がおそいかかろうとしている。
「とにかく逃げるフィロ!!」
フィロに言われたとおりあきらは逃げることにした。
「ゼェハァーッゼェハァーッ・・・ったくなんなのよ、あの犬。この建物のかげに隠れてれば見つからないと思うけど・・・・。」
「グレルンダーに灰色に染められたんだフィロ。灰色に染められたらみんなあんなふうに悪くなっちゃうんだフィロ。生命あるものでも、生命無きものでも、みんな悪くなっちゃうんだフィロ。このままじゃこの町があぶないフィロ。・・・・・あきら、さっき言ったカードを出すフィロ!!」
「えっとカード、カード・・・・あった!!」
ヒュゥゥゥゥ・・・・
「あ!!」
いきなりものすごい風がふいた。そのせいで4枚あったカードのうち3枚飛んでいってしまった。
「ああ!!あと1枚しかなくなっちゃった。」
「なんてことしたフィロ!!とっても大切なカラーカードが・・・。」
フィロがすごくあわてている。
「てゆかあきらが悪いんじゃなくて風が・・・ってなにあの大きいせん風機は?!」
あきらが見たほうには2階建ての家くらいの高さで灰色のせん風機があった。
「あ!あいつが今回の親玉だフィロ!その証拠にグレルンダーのサインがあるフィロ!あいつをたおせば商店街ももとどおりにもどるフィロ!!」
「そんなこといってないで逃げるわよ!!」
あきらはフィロを抱いて逃げた。狭い道の方に逃げ込んだ。
「ねぇ?あいつらなんとかやっつけれないの?」
あきらがフィロに聞いた。
「これをつかうフィロ!!」
フィロの手から光かがやくリングが出てきた。
「なにこれ?」
あきらがリングを指差した。
「これはパレットリングだフィロ!!これをうでにつけてそのカードをスラッシュすると変身できるフィロ!!・・・ところで残ったカードは何色のカードだフィロ?」
「えと・・・・ブルーのカード!!」
あきらはカードをフィロに見せた。
「ブルーのカードはたしか・・・ニンジャモードになれるフィロ!けど・・・そのカードはもともと男の子用だフィロ・・・・・だから、あきらはつかえないフィロ〜・・・・。」
フィロがざんねんそうな顔をした。
「できるかどうかためしてみればいいじゃん!てゆかスラッシュするだけでいいの?なんかカッコイイかけ声とかないの??」
あきらの目がキラキラとかがやいている。
「とくにないフィロ。」
あっさり言われてしまった。
「うっそぉ〜〜!!だってアニメで変身するときは、カッコイイかけ声とかポーズするじゃんっ!・・・・んじゃあ!あたしがかけ声とか考えてもいいの??」
またあきらの目がかがやいた。
「いいけど・・・まだ変身できると決まったわけじゃないフィロよ?」
「うっしゃー!そーと決まったら、一度言ってみたかったかけ声があったのよ〜〜!!」
そう言うと、あきらはパレットリングを左うでにつけた。
「カードスラッシュ! 変身! ニンジャモード!!」
シュッ パアァァ・・・・・ン
あきらがそう言ってカードをスラッシュさせると青い光に包まれた。
顔にはこん色のサングラス、首にはクリーム色のスカーフ、髪の毛は一つしばりで垂れ下がっていて、ノースリーブの忍者服。
「・・・・・・まるで男みたいだ・・・これが俺。・・・・・声と口調が変わってるんだが・・・・・?」
あきらが自分の変身したすがたっを見て言った。
「あたりまえフィロ!敵にあきらの正体がばれないようになってるフィロ。とくにニンジャモードは髪型を変えるだけでなく、声も口調も変わるフィロ。それに、目やりんかくでもばれないようにサングラスとスカーフがついてるフィロ!!」
フィロが説明しだした。
「ニンジャモードはスピード重視の軽量のモードフィロ!だから身軽な動きもできるようになってるフィロ!・・・こんなこと説明してる場合じゃなかったフィロ!!さっさとあのせん風機を倒しにいくフィロ!!」
コクン・・・
あきらはうなずき、敵のせん風機の方に向かった。
「いたフィロ!!後ろに回りこんで攻撃するフィロ!!」
あきらは言われたとおりにすばやく敵のせん風機の後ろに回りこんだ。
ゴッ!!
あきらはせん風機の上の方を思いっきりけった。
グラグラグラ・・・・バタンッ!
そのしょうげきでせん風機が前に倒れた。
「意外とあっさり倒れたな・・・・。ところでこのせん風機どうやってもどすんだ?」
倒れたせん風機を見ながらあきらが言った。
「カードをもう一度スラッシュするフィロ!」
あきらのとなりでフィロが言った。
「こうか・・・?」
シュッ パンッ!!
カードをスラッシュさせるとリングが手裏剣に変形した。
「リングが・・・変形した。にして大きい手裏剣だな・・・バスケットボールくらいあるぞ・・・・。」
手裏剣を両手で持ちながらあきらが言った。
「それを蒼炎竜ってさけんで敵に向かってなげるフィロ!!」
フィロが手でジェスチャーしながら説明した。
「 蒼 炎 竜 」
シャッ ゴオォォオォォッ
あきらがそう言って手裏剣をなげると、青い炎が手裏剣を包み込んだ。
グルングルンッ
青い炎をまとった手裏剣は敵のせん風機のまわりを回り始めた。
ポンッ
すると、せん風機はもとの大きさと色にもどった。
「ほんと、あっさり倒したな・・・。」
ブーメランのようにもどってきた手裏剣をキャッチして、あきらが言った。
「でも、きっとまた敵が来るフィロ。そして、次からは強い敵になるフィロ。・・・・とにかく、たくさんの人が来る前にここからはなれるフィロ!!」
商店街を見わたすと、電気屋さんの屋根がこわれていたり、道路があなだらけになっていた。
「たしかに、そうするべきだな・・・。」
あきらとフィロは人に見つからないように家に帰って行った。
「つっかれたぁ〜〜〜〜〜。」
あきらとフィロが帰ると変身はとけて、手裏剣もリングにもどっていた。
「あきら〜、おなかすいたフィロ〜。なんか食べたいフィロ〜。」
グゥ〜〜〜
フィロのおなかが鳴っている。
「てゆか、もしかして、あたしん家にいそうろうしようとか考えてない?」
あきらが冷たい目でフィロを見た。
「いそうろうとはしつれいだフィロ!ただいっしょに住もうって思ってるだけフィロ!!」
フィロが自慢げにに言った。
「うっそでしょぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
あきらが家中にひびくぐらいにさけんだ。
つづく