第一話 主人公がハイスペックでなにが悪い
なんとなく勢いで書いてみました。
「東雲さん、東雲透也さん。放課後、寄り道をしないで帰るのなら、ちょっと付き合ってもらえませんか?」
放課後の教室で帰り仕度をしていると、クラスの副担任である香月比奈子先生が、おずおずと声をかけてきた。
長い黒髪に淑やかな物腰。大学を卒業してすぐに教師になって二年目というから二十三~二十四歳の筈だけど、見た目が童顔な上にいちいち態度が初々しいので、せいぜい同い年か大学一年くらいにしか見えない。
実際、いまもこうして担当クラスの一生徒である俺に丁寧語で話しかけているし……まあ、もともとの育ちがいいんだろう。
ちなみに空気の読めない生徒連中は『比奈ちゃん』『比奈先生』なんて呼んでいて親しみを込めているつもりみたいだけれど、呼ばれた当人は悪意がないのでその愛称を怒るわけにも、さりとて受け入れるわけにもいかず、隔靴掻痒という顔で毎度苦笑している。
まったく、相手の都合を考えない困った奴らだ。
なお、俺は基本的に公私のけじめをつける人間なのできちんと『香月先生』と呼んでいたのだけれど、まさか先方からその教師と生徒としての垣根を乗り越え、男と女の仲になろうと提案されるとは思わなかった。
「別にお付き合いするのは構いませんが、校外に出かけるなら一度俺は制服から私服に着替えたほうがいいのではないでしょうか?」
「――? なんでですか? 制服でいいじゃないですか?」
「いや、さすがにスーツスタイルの教師と制服姿の男子生徒が並んで歩くと目立つと思うんですが……ああ、そうか」
懸念を表明しかけた俺だが、頭の上に「???」と疑問符を浮かべている香月先生の顔を見て、自分の早とちりを自覚した。
「わかりました。つまり俺が私服に着替えるんじゃなくて、香月先生――いや、比奈子さんが女子の制服を着るんですね? なるほど発想の転換でしたか」
盲点だったな。
と、納得したんだけれど、
「なっ――!? なんで私が女子高生のコスプレしないといけないんですかっ!! あと、なにげに名前で呼ばないでください!」
なぜか顔を真っ赤にする比奈子さん。
はて? 解せん。教師と生徒がお付き合いするとなると馬鹿な世間の風当たりが強いので、バレないようにお互いに私服か制服かに着替えて同伴する話かと思ったんだけど、どうやら違うらしい。
つまり比奈子さんの性癖はかなり過激で、世間の逆風なにするものぞ!! という男前の気勢なのだろう。
「……なるほど、情報をあえて開示して世間に関係を誇示しようというわけですか。意外とチャレンジャーですね。だが、俺も男です。そうと決めれば肚を括りましょう」
比奈子さんがその気であるなら俺も覚悟を決めよう。
たとえ世界やP○A、さらには俺のファンクラブの女子やモテない男子の逆恨みにさらされても、守って見せようこの愛を。
あと個人的には世間の風評は無視すればいいのだからどうということはないが、物理的な男子生徒の逆恨みの方が怖い。彼女はこの通りの美貌で『学園美少女(?)ランキングAA+』の評価を得ている人気者であから、当然、付き合うとなると後ろ指を刺される……程度ならまだしも、ただでさえ今現在、不本意ながら他の男子生徒からの妬みとやっかみの的になっている俺の悪評がさらに倍増の倍率ドン! で、物理的に闇討ちされる危険性もある。
実際、三年の先輩で『美少女ランキングAAA』の清水・オーレリア・飛鳥(日英ハーフ)の告白を断った時なんて、三日と空けずに闇討ちされたからなあ。新月の晩に、背後から模造刀の備前長船で袈裟懸けに斬るなんてマニアックなやり方しやがって。
だがしかし、いまさらデメリットを恐れていては、教師と生徒という関係を超えた恋愛などできるわけもない。俺は覚悟を決めた目で微笑んで見せた。
「なんでそんな地雷を抱えたまま敵陣に特攻をすることを覚悟した兵士みたいな爽やかな顔をしているんですか!? ただこれからタカハシ君の様子を見に行くのに付き合って欲しいってお話ですよ!」
「タカハシ……?」
誰だそれは???
「今日、無断欠席をしているクラスメイトのタカハシ君です!」
重ねて強調され、俺の斜め前60度の角度にある机を指差されたけれど、俺としてはますます首を捻るばかりである。
そんな奴いたっけか?
「ほら、割と国語と社会が得意で、あと眼鏡をかけていて中背で、運動が苦手っぽくて、こう……髪形がいいかげんに手で撫でつけたみたいになっているタカハシ君ですよ」
一生懸命説明しようと頑張る比奈子さんだが、頑張れば頑張るほど空回りしている……というか、本気で特筆すべき特徴がないのが赤裸々に強調され、逆に印象がぼやけまくる。ただ俺の中でそのタカハシとやらが、ただの『クラスメイトA』もしくは『ジョン・スミス』ポジションなのだけがわかった。
はかばかしくない俺の反応に、いい加減テンパったのか、黒板に漢字で書いて、
「普通のタカハシじゃなくてこういう難しいタカハシなのよ、どうです凄いでしょう!」
と、別にタカハシが偉いわけでもなんでもない特徴を、さも鬼の首でも取ったように説明している。
さすがに気の毒に思えたので、
「あー……なんか記憶にあるようなないような。で、そのタカハシ何某がどうかしたんですか?」
お義理で相槌を打った。
そこで、我に返ったらしい比奈子さんが、照れ隠しに軽く咳払いをして本題に戻った。
「こほん――。ですから、今日、理由もなくタカハシ君が無断欠席をした上、連絡がつかないので直接、自宅へお伺いして様子を見に行きたいんです。とはいえひとりだと何かあったら不安なので――」
「暇そうな俺にお鉢を回したというわけですか?」
なんだ業務命令だったのか。つまらん。
「そ、そんなことはなくて、東雲さんならしっかりしているから、何かあった時に頼りになると思っただけで」
「……そうですか。まあ、確かに比奈子さんのように美しい女性からの頼みとあらば、お断りするのは男子の沽券に関わりますね」
「ううう……そういうことを素で言えて実行できるスペックを持っているのは、全男子生徒の中でも透也くん……東雲さんくらいなものだと思いますよ」
顔を赤くしてもじもじと俯く比奈子さん。言い直そうとしているみたいだけれど、別に俺の呼称は『透也くん』でいいんだがなあ。
「そうですか? まあ他の男子は紳士としてのマナーよりも、初心な子供じみた照れのほうが先にたつのでしょう。経験不足と大人の余裕で多目に見てやってください」
「はあ……。本当に東雲さんて大人ですね。本当に高校二年生なんですか? その上、成績優秀、容姿端麗、スポーツ万能、芸術的な才能もあるし、本当に地球人ですか?」
自分としてはどれもこれも超一流とまではいかない努力と趣味の延長程度に認識しているので、真正面から褒められると面映い限りである。
「ただ単に器用貧乏なだけですよ。それよりも教職という仕事に就いて、こうして生徒のひとりひとりにまで心を砕く比奈子さんこそ尊敬に値すると思いますよ」
よく「中高生は可能性の塊りだ」なんて言うけど、可能性なんてものははっきりいえば『実績ゼロ』に等しい。どれだけ能力や可能性があっても――俺で言えば外国語を五ヶ国語喋れたり、全国無差別級模試で50位以内に入ったり、陸上競技で全国大会に出たり、絵画コンクールで賞を取ったしているけれど、こんなものはあくまでアマチュアの成績であり――実生活においてはただの学生でしかない以上、例えばいまこの瞬間、教室にトラックが突っ込んできて、俺と比奈子さんふたり揃って即死した場合、賠償金の額は社会人として、実際に公務員として働いている比奈子さんと、ただの無職学生の俺とでは数倍の差があるのが現実なのだ。
「はううううう~~☆」
当然とも思える俺の指摘に、なぜか胸を押さえる比奈子さん。
「……だめよ比奈子。私は教師としてひとりの生徒を特別な目で見ることはできないのよ。落ち着かないと、落ち着いて素数を数えて落ち着かないと……1, 2, 3, 5, 7, 11, 13, 17」
聞こえてきた独り言。どうでもいいけど、素数は1と自分自身以外に約数を持たない自然数だから、1から始まるのは間違っていると思ったけれど、現代語の教師にツッコミを入れるのも無粋かと思って黙ってみていることにした。
◆◇◆◇
そんなわけで、30分後――。
放課後の住宅街を横一列になって歩く目立つ集団がいた。
制服を来た男子生徒を中心にして、右手側をスーツ姿の長い黒髪の見るからに『大和撫子』という見かけの女性。左手側は女子制服を着ているものの、コスプレにしか見えない金髪碧眼の美少女という取り合わせである。
全員が背が高く、スタイル抜群な美男美女ばかりということで、注目する中高生や、なにかの撮影かと周囲を見回す通行人も多かった。
要するに二つ返事で比奈子さんの要請を受けた俺が、比奈子さんを伴ってタカハシ某の家に行こうと、下駄箱のある昇降口へ行ったところで、なぜか待ち構えていた清水・オーレリア・飛鳥先輩に捕まって、なし崩し的に彼女も同行するようになった結果、さらし者になっているのだ。美人教師とハーフ美少女を両手に華。
これは、明日あたりから闇討ちや不意打ちとかが増えるだろうな……。
「そういうことならわたくしも参りますわ。なにかあった場合には手が多いに越したことはありませんし、助け合いの精神は大切ですものね!」
というオーレリア(恋人付き合いはしないけど、友人として付き合うのは歓迎しているので、普段から呼び捨てである)の詭弁を額面通り受け止めた比奈子さんは、
「ありがとう、清水さん! 心配してくれる人がひとりでも多いってわかれば、きっとタカハシ君も喜んでくれると思うわ!」
と、いたく感激して、諸手をあげて歓迎の意を伝えたのだが、オーレリアのほうは顔は笑って、目は油断なく仇敵を見る目で比奈子さんを観察している。
あくまで俺との関係をアピールして、比奈子さんを牽制するのが狙いだろう。当然、タカハシ某を心配する気持ちなんぞ小数点以下だろうが、教育者としての喜びに浸っている比奈子さんは気付いていない。
ま、それを言うならタカハシが休んだ原因が病気なのかサボりなのかはわからないけど、副担任の比奈子さんはともかく、今日まで存在すら認識していなかったクラスメイトが、おためごかしに「心配で来たよ」と言っても説得力は欠片もありそうにないが。
とりあえず、明日から制服の下に防弾チョッキを着用すべきかどうか。反撃する場合、どこまでが正当防衛で認められるか、狙撃ポイントをずらす登校ルートとか、を考えながら歩いている俺の隣で、
「――そういえば、連絡がつかないって言うけど、そのタカナシ君の家には家族はいないんですか、ヒナ先生?」
世間話の延長という風情でオーレリアが如才なく比奈子さんに尋ねた。
「タカナシ君ではなくてタカハシ君です。えーと、プライベートなことなので軽々しく口外しないで欲しいのですが、彼のご家族は現在仕事の関係で海外にいるそうです。で、彼だけは市内のアパートに一人暮らしをしているんですよ。だから、当人の携帯とかLINEとかから返事が来ない以上、直接、私たちが見に行くほか確認のしようがありません」
「へえ。高校生の一人暮らしなんて珍しいですね。面倒だし、俺だったら家族と一緒に海外についていきますけど」
フィクション以外でアパートに一人暮らしとか初めて聞いた。聞いた話では部活とかもやっていないみたいだし、これは家族の目がない状況でタガが外れて転落したパターンかな? と、想像を逞しくする。
「なんでも日本に比べて治安が悪い上にアジア人に差別的な国だから行きたくないと、当人が激しく嫌がったとか」
「差別……ねえ。まあ、どこにでもヘイトな人間はいると思うけど、一部を抜き出して全体を決め付けるのもどうかと思うけどなあ」
子供の頃、麻薬で有名な南米の某国に行ったけど、総じて陽気な国民だった。ま、昼間から道端に死体が転がってたり、警察官が道端で酒飲んでたけど。
「そうね。わたくしも日本に来る前は外国人は差別される国だった聞いていたから警戒していたけど、実際に来てみたらイロイロだったから、先入観だけで最初から決め付けるのってどうかと思いますわよ」
イロイロの部分で、ちらりと意味ありげに横目で目配せされた。
オーレリアの場合はこの見かけに、厳格だったという父方の曾婆さんに、この独特の日本語の喋り方をしつけられたというわけで――一人称「わたくし」なんて高校生初めて見たぞ――一年の時は学園でもかなり浮いていたらしい。
ま、俺はそういうことはまったく気にならない性質なので、ネイティブのクイーンズイングリッシュを教えてもらうために、アンパン片手に学食でうどんを啜っていた彼女の隣に勝手に押しかけ、ブロークンな英語で喋りまくったわけなのだが……。
以来、他の連中とも訳隔てなく話すようになったのは喜ばしいことだけど、なぜか妙に懐かれて告白までされしまった。
いちおう丁寧にお断りしたのは、彼女に対する感情が恋愛なのか友情なのか、自分でもよくわからなかったからである。
なので、オーレリア曰く、
「それじゃあ、いまはまだ告白の返事をもらう延長期間中ね♪」
ということらしい。こうしてあの手この手で勝負を仕掛けてくるのだった。
「そうなんですけど。もともと気が弱い……内向的な性質らしいので、心配です。もしかして私の眼の届かないところで、イジメの被害とかにあってたりしないでしょうね?」
愁眉を寄せる比奈子さんに目線で問われたけれど、俺としては一笑に付する懸念だ。
「いや、うちみたいなのんびりした気風の学校で、そうそうイジメも不良もないだろう?」
なにしろ県内の美少女ランキングを網羅して、データベースを作成することに血道を開けているクラブとか、個々人はメジャーリーガー級の能力があるのに、チームプレイ? なにそれ美味しいの? というノリで、まったく統制の取れていない野球部とか、実験と称して夏休みに校庭に二十メートルのクレーターを作る科学部とかが存在する学園である。
ぶっちゃけ頭のネジがまとめて五十~六十本飛んでいて、俺でも「こいつには敵わん」と思える連中がひしめく魔窟なんだから、普通の学校のイジメとかするほど暇な連中はそうそういない。
「ま、もっとも、それでもクラスで孤独だとか、ハブられているとか思うんなら、それは当人の努力の方向性の問題じゃないのかな?」
そりゃ人間、合う合わないはあるだろうけど、だったら外で合う人間を見つければいいだけの話だ。もっと極論すれば、友人なんて個人が生きていくために絶対に必要条件ってものでもないだろう。
「そーよね。別に友人の定義なんて人それぞれなんだし」
うんうんと隣で頷くオーレリア。
「それができれば苦労しない人間もいるんですよ。多分、おふたりには理解できないと思いますが……」
これで案外と苦労人なのか、社会に出てから苦労したのか、ため息をつきながら、ふと足を止めた比奈子さんが見上げる先に、『コーポ嵯峨荘』と書かれた二階建てのアパートがあった。ワンルーム、独身者用アパートって感じだ。
「ここの103号室がタカハシ君のお部屋です」
「呼んでも出なかった場合には?」
「いちおうスペアキーを担任の大藤先生から預かってます。何かあった場合に備えて予備を預かっていたそうですけど」
比奈子さんがシャ○ルのバッグから安っぽい鍵を取り出して見せる。
そのまま一緒に付いていく俺たち。
これが一昔前なら、玄関に新聞とかたまっている状況で異常とかがわかるんだが、今日日新聞をとっている高校生もいないだろう。
見た目、何の変哲もないドアの前で、小さく息を吸って気合を入れた比奈子さんが一歩前に出た。
まずは玄関のベルを押してみる。
反応なし。
もう一度押す。
反応なし。
ドアを叩いて声をかける。
「タカハシ君っ、香月です。いませんかー?」
何回か繰り返しても反応なし。
ドアに鍵がかかっていて中に入ることもできない。
ま、ここら辺は予想通りだ。
「……はあ。しかたありません。鍵を開けますよー」
中と周囲にわかるように声を掛けて、比奈子さんがドアノブに鍵を挿して回した。
――ガチャン!
意外と大きな音がして、ドアの鍵が開いた――瞬間、ドアを中心にして、いきなり地面に光の魔法陣が描き出され、みるみる広がって、比奈子さんと、背後で様子を窺っていた俺とオーレリアの足元を飲み込んだ。
「「な――っ!?」」
咄嗟のことに目を見開いて、呆然と立ち尽くす比奈子さんとオーレリア。
「――失礼」
そんなふたりの腰を両手で持って、小脇に抱える形でその場からジャンプして飛び退く俺。
ただ立っているだけの人間というのは意外と動かしづらいのだが、コツを掴めば案外あっさり動かせる。片手で百kgくらいの重さの荷物なら運べるし、このふたりならまとめて持っても全然余裕である。
魔法陣の大きさはだいたい直径四メートルほどだろうか。2~3度のジャンプでその範囲から逃れると、数秒後に光が明滅して、出現とは逆回しで消滅した。
「え? え? え? なに? なにいまの?」
「トーヤ、凄ーい! 流石はトーヤね。惚れ直したわ!」
混乱したりはしゃいだりしている比奈子さんとオーレリアだが、そこでほっと一息つく間もなく、道の端にいた俺の足元に再び魔法陣が描かれたので、今度は余裕を持って、引き続きふたりを抱えたままその場から離れる。
すると避難した先に、またもや魔法陣が……。
ひょいと躱す。
しつこく魔法陣が展開。
躱す。
躱した先に魔法陣が――来ると思ったので、フェイントで逆方向へ跳ぶ。
ワナワナと震えながら魔法陣が消え、続いてヤケクソのように、道路一杯に花が咲いたように魔法陣がひしめき……かけたところで、いい加減、パターンに慣れたので、魔法陣が発生する瞬間に踵落としで魔法陣を粉砕。
次々現れるのを、もぐら叩きのようにすべて踏み潰した。
と――。
『躱すなあああああっ!! 魔法陣を足で踏み潰すなーーーーッ!! 常識ってものがないの、あなたって!?!』
不意に頭の中に響くような面妖な女の子の声がしたかと思うと、少し離れた場所にいままでとはちょっと紋様が違う一メートル程度の魔法陣が現れて、そこから、まるで地面の下から舞台の上にせり上がってきたかのように、怒り心頭の顔をした十五~十六歳程度に見える、ショートカットに一房だけ腰まで長い青色の髪を縛った少女が現れたのだった。
※11月29日、一部表現につきまして修正いたしました。
隣で工事していて煩いので、思わず半日で書いてしまいました。
いちおう続きは考えてます。
それと全国のタカハシ様には誠に申し訳ありません。
特にこの姓にした意味はありませんが、内容などと合わせてご不快に思われましたら心よりお詫び申し上げます。
あと、タカハシ君の漢字は『高橋』でもはしごの高橋でもありません。もっと難しい漢字です。
ついでにアパートの名前の『嵯峨荘』→『さがそう』という駄洒落です。
※感想ないなぁ、と思っていたら感想を受付できなくしていましたorz