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☆希望はそこで輝いていた☆

作者: にしだはるな

ひとつ、星を見つけたなら、


たくさんの星が、きらめいてることに、


気づけるんだよ。。。

希望はそこで輝いていた



マーチと、シーラは、幼なじみ。


挿絵(By みてみん)



マーチが、ある日、事故で命を落とします。



その日の夜中、


満月のチカラで、


「やり残したことがあるよ。」


と、神さまに、


マーチは、骨になって、よみがえらされます。



陽気で、ユーモアのある、マーチは、


みんなに、受け入れられました。



だけど、ショーの、オーナーをしている、


シーラのパパは、


マーチを、見せ物にしようと、たくらみ、


大金を、渡し、


マーチを、ショーに、出させました。



笑い者にされた、マーチ。



このことで、居場所を失い、


シーラとも、亀裂が入り、



ひとりぼっちになりました。



挿絵(By みてみん)



そして、ひとり、


たどり着いたのは、廃墟と、化した、遊園地。



そこで、夜の舞台で、


懐中電灯を、ライトに、ダンスをする、



小さな男の子、


ショータと、出逢います。



ショータは、はじめ、びっくりしましたが、


ユーモラスな、マーチに、ほだされます。



ショータのゆめは、


ママと、パパの、遊園地を、再園することでした。



マーチは、


ボクにまかせて!と、



大金を、


遊園地の経営者である、


ショータの、ママと、パパに、渡し、



ボクをネタに、客を集めよう!



そう、言いました。



ショータの、ママと、パパは、



そんなことさせられない!と、言いました。



それを、押し切り、



遊園地を、開園させ、



ショーの舞台に、立った、マーチ。



笑い者にしようと、やってきた、


観客たちは、


みるみる、マーチの、世界に引き込まれていきました。



幻想的な、オルゴールの、メロディーに、合わせて、踊る、マーチは、



まるで、魔法の、オルゴール人形のようでした。。。



だけど、マーチは、彼は、確かに、生きていました。。。



その夜、



遊園地の、立食パーティーで、

みんなに、感謝された、マーチ。



ショータの、ママと、パパは、


ショータと、マーチを、抱きしめ、



ありがとう。



と、涙を流しました。



そこにいたのは、シーラと、シーラのパパ、



決まり悪そうに、



マーチと、目をあわせられません。



マーチは、ふたりの手をとって、言いました。



だいすきだよ!シーラ!パパさん!



シーラと、パパは、涙を流して、



ごめんね。


ありがとう。



そう、ほほえみました。



ーそして、



その立食パーティー会場を、後にした、マーチ。



満月が、ぼわっと、輝き、



天使が舞い降りて来ました。。。



ーよくがんばったね。ー



神さまの、声がした気がしました。



マーチは、手を差し伸べる、

天使の手を取るのを、



涙をこらえていました。



ーみんなと離れたくないよ。ー



後ずさりする、マーチ。。。



そこに、ショータが、走ってきて、



マーチ!待って!!と、叫びました。



マーチは、後ろを、振り返りそうになるのを、

こらえて、



ひとすじ、涙を流し、



ーバイバイー



前を見据えて、微笑むと、



天使が、微笑んでいました。


挿絵(By みてみん)


マーチは、天使の、手をとり、

天国へと、旅立ちました。。。



ーえんどー

マーチの、ラストショーは、


心が、真っ暗やみだった、


人々の心に、小さな星をつけました。



それが、


だんだん、広がって、


大きな星空になりました。。。




マーチは、そんな少年でした。



強さは、優しさの大きさでした。

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