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プロローグ2

「この国を救っていただきたいッ!」


何を言ってるのこの人!?

「何をいっているんですか!?」


「事情は私から説明をさせていただきたい」

横から声が聞こえると、ボロいローブを羽織り捻れた木の杖を持った男が出てきた。

「まず私の名前はグレイビー・チェスカと申しますグレイと及び下さい」


「あ、はい俺は沢村浩二って言います」

とりあえず俺は流されるまま名乗った。

「と、とりあえず俺の質問聞いてもらえまて、んか?」

噛んだ…

「はい、ではまず勇者様のご質問からお話をさせていただきます」


俺はとりあえずこの状況を理解するため頭に浮かんだ順から質問することにした。


「ま、まず僕がいるここはどこなんですか?」

「はい、勇者様が居られるこの場所はフライスという国です。」


グレイは間髪いれずに答えを返した。

「え、どこの国ですか?」


「フライス王国です、ご存じありませんでしょうか?」

そんな国聞いたことねぇよ……。

このグレイって人の声のトーンからして世迷い言を言っているとは思えないし、周りにいる衛兵と思われる人達の白い肌からしてここは日本ではないヨーロッパあたりの国かなっとおもっていたが…

「俺のいた国では聞いたことないですね」


「失礼ですが、勇者様は天界から起こしなのではないのですか?」


「いや、日本と言う国にいたんですけど目が覚めたらここにいたんですよね。」


「むむ?、何ですと?勇者様は天界ではなく違う国からやって来たと、しかし……日本という国、正直に申しますと聞いたこともありません」


「え、日本って結構有名な国と思うんですが」


「ん?、それを申しましたら私どもの国も、世界の強国に名を連ねその名は最果ての国にまで轟いているはずなのですが…」


ざわついていた周りの声がローブの人の言葉を最後に一瞬止まった 。


「……」

「……」


「と、とりあえず俺を元の国に返してくれませんか?」

もう、うんざりだ


「ッ!?それは困ります勇者様にはこの国を救っていただくとゆう神よりの使命がある筈です!!」


「イヤイヤ、そんな神に命令された覚えもありませんし、何より俺……勇者じゃないですよ!」

ワケの分からぬことを言われ若干キレぎみだった俺は少し声をあらげてしまった。


「な、なんですと!?」

「お、終わった、儂の国は儂の代で滅んでしまうのか……」

最初に俺に話しかけてきた王様っぽい人が項垂れている…そんな王様と同調するように周りにいた、衛兵達がざわつきを再開した。


「と、とりあえず浩二様の要望を今、叶えることはできませんので、私の部屋にて検査をしてから話の続きをしましょうッ!」


「まず俺に国を救う力なんてな「衛兵!彼を私の部屋にッ!!」えっ?ちょっま」――ガッ!!


俺は喋り終わる前に衛兵二人に腕をもたれ引きずられるように運ばれた…。

なんだよ、皆強引過ぎる…帰りたい…

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