女性専用車両は嘘の対策
女性専用車両は嘘の対策なんてフェミニズムに反しているなんて言われるかもしれませんが、そもそもこの対策は痴漢対策になってないのではないかと思ってつらつら書きます。
時々XやらのSNSで話題になる女性優先車両、男性差別だとか痴漢する男がいるから妥当だとか色々とバトルが繰り広げられています。
自分はほぼ「へー」っと外から眺めていたのですが、そういえば女性専用車両の効果って実際あるのかな?と思い付き、調べてみました。
これがまあ恐ろしいほどデータがない、たまに見つかるのは、効果があると「思う」というお気持ちアンケートだったりと、なんだか煙に巻かれているみたいだと思ったりした。
犯罪白書を見てもいまいち効果があったようには見受けられない。
しかしながら、あちこちの鉄道会社で女性専用車両があるんだから、何の意味もないことではない思うんだけど、なぜなんだろう?
これもしかして、実は痴漢対策になっていない、ただの政府や鉄道会社の対策やってますよのアピールじゃない?
よく考えてみると女性専用車両にすべての女性が乗るわけじゃないんだよね、だって他の車両に乗るのを禁じられているわけでもないし、そもそも一両しかないんだもの。
女性専用車両導入前と後で、今まで発生していた痴漢被害ははどうかわるかというと、女性専用車両に乗った人は確かに被害にあわない、でも痴漢は変わらず一定数いるわけだから、女性専用車両以外に乗ってるの女性が被害にあうだけだよね。
確かに女性が逃げる手段にはなるよ?でもそれって、鉄道会社が女性専用車両に乗る一部の人以外に痴漢被害を押し付けただけじゃない?
よくよく考えると、痴漢対策を女性と男性を分ける方法で対策しようとしたら、もう更衣室のように男女を完全に分けるしかない。
なんでこんな不完全な対策したんだ?
調べてみると痴漢関連の推移のデータなんかが集計され始めたのが2001年で、女性専用車両が初めて設置されたのも2001年。
多分そのころ報道で鉄道会社叩きとか多くなったんじゃないかなぁ?と思ったり。
そうなると対策を早く何とかしろって上から言われるのは想像に難くない。
そして自分が効果のある痴漢対策として思いつくのは以下の3つぐらい。
1.電車乗車率(込み具合)の緩和
2.監視などの追加(車掌の常駐や監視カメラとかなど)による抑止
3.男女の完全分離
ただ、1.はそもそも東京とかで電車の本数をこれ以上増やすのは無理そうだし、2.の監視はお金がいっぱいかかる、3.に至っては車両を完全に分けるなんて利用者の混乱もあるだろうしお財布にも優しくない、・・・しかし一両だけなら?
そんな残念な検討の結果のような気がしてきた。
そもそも犯罪白書のデータによると、電車内における強制わいせつの認知人数(痴漢とか盗撮とか)は年間300程度。
一日に一回、日本全国のどこかで不幸な女性(男性が被害者のこともあるかもしれないけど・・・)が発生していると考えると少ないとは言いにくいが、非常に多いかといわれるとそこまで多くはないと思う。
そもそも電車以外で起きている被害のほうが多すぎてなんだかなぁと思わなくもない。
しかし、痴漢といわれると電車のイメージは自分にも確かにあって、それってテレビとかニュースとかでニュースとかになるのがそこだけだったりするからなんだろうなと思ったりして、鉄道会社はなんで俺たちだけこんなに言われるんだと思ってたりするかもしれない。
そして、そのいろんな思惑の結果がこんな意味が微妙な対策なのかもしれない。
個人的には通勤電車が益々混むような対策をした鉄道会社に、満員電車で通勤していたころなら怒りも沸いただろうけど、今の職場は関係ないから自分から鉄道会社に文句を言うつもりはない。
しかし、これが本当だったら、現在、満員電車に乗ってる人たちにとってはなんとも悲しい話だなと思うのでした。
しかし、それで「よくやった」となるマスメディアとかフェミニズムとかちょろくない?