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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
99/229

本番

 これは、なんというか、凄い人だな。

 周りを見るなり、運動部運動部運動部だ。

 それはそうか、クラスはあれでも他のクラスは大抵運動部が参戦しているのだ。

 とは言っても救いがあるとすれば、陸上部は暗黙の了解で出場しない点だった。

 長距離は学年の半分が走る。

 このクラスは8クラスあるので二十人ずつ走るのだ。

 福男か!!

 っとまぁ福男の長距離番が始まる。

 とはいってもあそこまで過激ではないが、皆好きな相手に告白しようと目が血走っている。

 普段なら、手を抜きたいところだが紅羽と特訓したのでそう言うわけにもいかない。


「よ~い、ドン!!」


 そう言うと、一斉に走り出す。

 僕は体格では劣るので一番後方を位置取る。

 こんなのに巻き込まれたら、走るどころではなくなってしまう。

 一発で保健室直行だ。


 先頭とは距離が離れてしまったが、まだ先は長い。

 あのスピードだときっと体力が持たないだろう。

 なるべく体力を温存しながら中団の奴についていこう。

 そう思うが、二週間ほどの練習で体力がついたとはいえ中々にきつい。


 二周を終え、残りは半分。

 一番先頭の奴は体力がなくなってきたか少しペースを落としている。

 

 とはいえ、僕もなかなかにきつい。

 息が苦しい。

 足が重い。

 それでも、ここが踏ん張りどころだ。

 何とか中団についていく。

 三週目を終え、残り300メートルほどだ。

 皆流石に張り切りたせいか疲れが見え始めている。

 ここからは根性が強い方が勝つ!!

 これは経験則、いくらやる気が合っても最終的には根競べだ。

 そう思っていると皆、最後の気力を振り絞りスピードを上げる。

 あぁ、やっぱりみんな考える事は同じか……。

 考えるは絶対にダメだとわかっている。

 だけど……これは勝てねえわ。


「負けるな~!!」


 他の声に混じることなく、曖昧な意識の中でも声が聞こえる。

 それはほんの一瞬、時がゆっくり動き出す感覚だった。

 

「負けるな~!!」


 紅羽がゴール前で必死に応援していた。

 それにより、力が湧いてくる。

 

「いける~!!」


 声を上げながら走る!!

 息が苦しすぎてヤバい。

 だけど行ける!!

 ゴールはあと少し!!


 五人・四人・三人・二人と抜かしていく。


 最後の一人~!!

 残り二十メートル、行ける!!

 

 そうして僕の腰に何かが触れる。

 走り終えると同時に、僕は何とか歩こうとするが一歩も動けなかった。


「大丈夫?」


 この声は、紅羽か?

 完全に視界がぼやけている。


「よく頑張った、流石誠一」


 見えない中でもわかる。

 彼女は嬉しそうな顔をしているだろう。

 わかるんだ、こういう時幼馴染がどういう反応するか。


今回のお話はいかがでしたでしょうか?


 続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。

 今回気持ちの表現が難しく、後日書き直す所存なのでお許しを~!!

 これからも応援していただけるように頑張っていきますのでどうかよろしくお願いします。


 今回も表現について何かあれば指摘してください。

 まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!

 

 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。

 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。

 

 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。

 それではまた次回、よろしくお願いします。

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