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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
98/229

予選

 そうして一週間、毎日ランニングを繰り返しそこそこ体力もついてきたように思う。


「今日は担任の先生に言われたので長距離ランにする……五人一組で各一位の奴が長距離走に出れるからお前ら、頑張れよ~」


 そう言ってそれぞれ走る順番の用紙を渡す。

 

「おいおい、先生これはねぇんじゃねえの?」


 一人の生徒が抗議する。

 それはそうだ、運動部組と帰宅部&文化部に分かれている。

 一人の生徒の声を皮切りに他の運動部の生徒も非難の声を上げる。


「うるっせえな、文句あるなら失格にするぞ」


 そう言うと、運動部の生徒たちはスッと非難をやめる。

 わかりやすすぎる。


「それじゃ、一番目の奴ら配置につけ~」


 先生の言葉に第一走の人達が配置につく。


「よ~い、ドン」


 そう言うと、五人一斉に走り出す。

 流石は運動部……最初からハイペースで飛ばしていく。

 この中で走っていたら今の僕では最後方間違いない。

 そうして次々と走り終えると、僕は準備運動を始める。


「では最後の奴、配置しろ~」

「頑張れよ~」


 海斗は僕にそう言った。

 海斗は一個前で走り、圧倒的一位だった。


「そういえば、お前告白したい人いるのか?」


 率直な疑問……彼は二次元生きる男なので、絶対に手を抜くと思っていたのだ。


「あ~、なんとなくちゃんと走りたくなったんだよ」

「……そっか」

「中村、早くしろ~」


 そう言われ、僕は急いで配置につく。

 僕の組はどうやらあまりやる気のない奴が多いようだ。


「よ~い、ドン」


 それでも僕は懸命に走る。

 周りがどれだけやる気がなくとも、僕は自分の出来るタイムを出すことだ。

 僕は結局一位で体育祭に出ることになった。


「お疲れ、やったな」

「あぁ、なんとかな」


 第一関門はクリアした。

 次は一週間後の体育祭だ。

 そうして体育の授業は終了し、敗れたものは肩を落とし、勝ったものは次なる本番の体育祭に胸を躍らせていた。


「どうだった?」


 着替え終えて席に着くなり、紅羽が食いつくように僕に近づいて聞いてきた。


「長距離走出れることになったよ」

「わぁ~!! おめでとう!!」


 紅羽は目をキラキラ輝かせ、まるで自分の事のように喜んでいた。 


「それじゃ、最後お互いに頑張ろ!!」


 こういう所だよな~。


「みててくれ、頑張って優勝するから」


 ここまでやってきたのだ、次は優勝を目指す。

 負けるのは嫌だ、やるからには優勝を目指す。

 

「う、うん!!」


 僕の言葉に嬉しそうは表情で返す紅羽。

 そしてもう一週間、必死に走り続けた力をつけた万全の状態で体育祭本番に挑むのだった。


 


 

 


今回のお話はいかがでしたでしょうか?


 続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。


 これからも応援していただけるように頑張っていきますのでどうかよろしくお願いします。


 今回も表現について何かあれば指摘してください。

 まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!

 

 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。

 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。

 

 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。

 それではまた次回、よろしくお願いします。

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