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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
94/229

幼馴染みと朝チュン

「ん……」


 目覚ましの音が鳴り響き、僕の意識が少しずつ覚めていく。

 それと同時に頭痛がする。

 寝起きというのは、どうしてこう頭痛がするのだろう?

 そう思いながら、手で目覚ましがあるであろう方向に手を伸ばす。


 ムニュっとクッションより柔らかい感触がする。

 何だこれ? 

 そう言って触り続ける。

 こんなものあったか?

 それより目覚ましだ。

 どこにも見当たらないので、僕は目を開ける。


「どこだ……」


 目を開けて、最初に視界に入った存在により僕の視界は一瞬にして覚める。

 紅羽がいた。

 それも顔を真っ赤にしながら、こちらを睨めつけていた。

 先程の感触……そういう事か……。


「何か弁明はある?」

「……ありません」


 完全に言い訳しようのない状況だ。

 僕の言葉と同時に彼女の平手打ちが、朝の雀がチュンチュンとなく中強烈に響き渡たった。


「っというかなんで紅羽がここに居るんだよ」


 紅羽がいるのが不思議だった。

 

「朝練行くっていうから見に来てみれば、遅くない?」

「ギリギリまで寝たい気持ちはわかるだろ?」

「人を誘っておいてそれはどうかと思うけど」

「集合時間より早いだろ」


 集合時間の三十分前だ。


「早いというか、本当なら誠一が早くに起きて誘った私に連絡するのが筋だと思うんだけど?」

「朝の僕にそんな芸当が出来ると思うか?」


 幼馴染なら知っているはずだ。

 僕がいかに朝が弱いかという事を。


「お姉ちゃん、ご飯できたってさ」

「美優ちゃんも来てんのか」


 しかも、運動服を着て走る気満々だ。

 

「珍しいな、美優ちゃんまで走るなんて」

「私だけじゃないよ」


 そう言うと、凪咲ちゃんがいた。

 

「おはようございます、誠一さん」

「凪ちゃんと昨日お泊りだったから誘った」

「そうなんだ、おはよう凪咲ちゃん」


 僕の言葉に二人は目を見開く。


「ん? どうした?」

「えっと、何でもない」


 そう言って僕らは下に降りて母親が作った朝食を済ませると、外に出る。

 久しぶりの光景だった。

 外は夜空から朝に向かって日が昇り、雀のチュンチュン声が響き渡る。

 昔はよく、走ったものだ。


「いってきま~す」

「「「いってきま~す」」」


 僕らはそう言って公園に向かって歩く。

 公園に向かうと、朝なのにランニングしている人がちらほらと見えてくる。

 互い位に準備運動をすると、それぞれのペースで走る。

 

 僕は紅羽、相沢さんと美優ちゃんで走る。

 

「誠一、遅れてるよ~」

「くっそ」


 ブランクとは恐ろしいもので、やり続けた人間と辞めた人間の差を感じてしまう。

 クッソ!!

 僕は必死に彼女の速度に食らいついていくのだった。

 




今回のお話はいかがでしたでしょうか?


 続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。

 表現がおかしい所があるかもしれませんが、温かい目で見てくれると嬉しいです。


 今回も表現について何かあれば指摘してください。

 まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!

 

 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。

 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。

 

 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。

 それではまた次回、よろしくお願いします。

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