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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
92/229

紅羽と篝

「今日はここまで、後は各自でストレッチとかちゃんとするように」


 部活の今日のメニューを終え、各自自主練やら上がる前にストレッチをしている。


「紅羽、今日はどうしたん?」


 月島篝はストレッチしている紅羽に向かってそう言うと、紅羽は頭に?を浮かべる。

 

「なんか今日機嫌悪いし、ミス多いからあれかなと思って」

「別に何でもないですよ」

「そうかい? それにしては何か機嫌悪そうだけど」 


 そう言うと、紅羽は深く溜息を吐く。


「今日、体育祭の順番決めがあったんですよ」

「あ~」


 篝は三年なので、体育祭がどういうものかを理解していた。


「誠一君が、最終走の長距離を走らなかったんだね」


 この学校で男女ともに最終走は公開告白が定番となっている。

 優勝して告白成功すれば、一生添い遂げられるとジンクスがある。

 まぁ、失敗すれば大きな傷を負う事になるのだが。


「そうなんですよ!!」


 思い出したかのようにム~っと膨らむ紅羽に、篝は頭を撫でる。

 なら逆に優勝して告白するという手もあるが、大事な時期だ……モチベーションを落とすわけにはいかないので、篝は言わないでおく。


「ま、君にはまだあと二年ある……焦る必要もないさ」


 正直、紅羽の気持ちは篝は分からないが、別に焦らずとも二人はいずれくっ付くだろうと篝は確信している。

 

 っというより、なんでくっつかないのか未だに不思議である。

 彼女は一度誠一君に告白されているのだが、紅羽は一度断ったそうだ。


 なんで断ったんだろ?

 篝の率直な疑問だった。


「前に一度言ってたじゃん、誠一を一度振っちゃったって……それはなんでなの?」

「それは……」


 そう言うと、紅羽の表情が曇る。


「別に言いたくないならいいけどさ、次誠一君が告白したら本当に受けるの?」


 前回そうなっているのなら、もし次があったとしてまた同じことが起こるのではないだろうか?

 そうなれば、誠一は傷を更に広げることになる。

 

 私が思うにそれがあるから誠一君は告白できないでいるのだろう。


「そりゃ、受けますよ!!」

「ふ~ん、まぁ頑張りなよ」


 何ともまぁ、面倒くさい話だ。

 一度振られたくらいで折れるチキンに告白するのを躊躇うチキンの二人だ。

 どっちかが勇気を出せば、成功するのにと思うだろうがそれがこの二人だ。

 そう言いながらストレッチを続ける。

 

「んしょっ、ストレッチの手伝いありがとうございます」

「ん、ちゃんと帰ってからもやるんだよ」


 「は~い」と彼女は返事すると更衣室に着替えに行き、着替え終えると誠一の所へ向かうのだった。


今回のお話はいかがでしたでしょうか?


 続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。

 表現がおかしい所があるかもしれませんが、温かい目で見てくれると嬉しいです。


 今回も表現について何かあれば指摘してください。

 まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!

 

 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。

 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。

 

 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。

 それではまた次回、よろしくお願いします。

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