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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
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体育祭の順番決め

「はい、それでは体育祭に向けての出場を決めたいと思いま~す」


 次の日の放課後、六月下旬の体育祭に向けて出場者を決める。

 中には「うぇ~い」っと部活動などで鍛えていいところを見せたい人と面倒くさそうな顔の帰宅部に二分される。

 体育祭の後には、公開告白というものがあり一着を取った男子や女子が好きな相手に告白するといった定番イベントだ。


 「俺は暁さんに告白する!!」や「みててよ、暁さん」等のあからさまなアピールが続く。

 「あからさますぎて引くんですけど、まぁ気持ちわかる」等女性陣からもそう言われ、紅羽は「あはは」ッと戸惑っている。


「はい、とりあえず決めるからやりたい人はこの用紙箱に入れてね」


 そう言って一人ずつ用紙を入れていく。


「それじゃあ、椎名さん開封をお願いしてもいいですか?」

「了解であります!!」


 敬礼ポーズをとると、彼女は教壇に向かう。

 そうして紅羽が開封して名前を読み、それを日和が書いていく。


「男子、あからさますぎ~」


 僕と海斗と帰宅部以外、全員体育祭最後の長距離走にエントリーしていた。

 

「あはは、誰かここ譲ってもいいよって人いますか?」


 紅羽が困ったようにそう言うが、誰も手を上げなかった。

 それはそうだろう、体育祭の最後の種目は告白するには絶好の機会だ。

 まぁ、成功するとは限らないのだが、勢いで断りにくくなるのもまた事実だ。


「それじゃあ、こういうのはどう? 次の体育で上位五名が予選に出られるっていうのは」


 日和がそう言うと、皆納得した表情を浮かべる。


「それでいいよね?」

「え、うん……後で先生に相談してみる」

「じゃあ、まだ時間はあるし来週に持ち込みま~す」


 そう言うと、体育祭の順番決めは明日に持ち込まれ皆解散する。

 

「誠一は出ないのかよ?」

「僕はいいんだよ、勝てるわけないし」

「ふ~ん、でも明らかに運動部の奴らは紅羽狙いだぜ?」

「だろうな」

「本当にいいのか?」

「しつこいぞ」

「ま、別にいいけどさ」


 そう言って海斗は教室を出ていく。

 バイトに向かったのだろう。

 紅羽の方を見ると、紅羽はムッとした顔でこちらを見ていた。

 何を怒ってるんだ?


 その表情は明らかに不満そうな顔だった。

 僕と目が合うと彼女はぷぃっとソッポを向く。

 本当に何に怒っているのかまるでわからない。 

 紅羽は黒板を消し終えるとオレンジ色のテニス鞄を持って出ていく。

 

 これは、本格的に怒っているのか?

 普段、彼女は不満があれば言ってくるのに今回は言わなかった。

 どうやら、彼女を知らない間に本格的に怒らせてしまったようだ。




 

今回のお話はいかがでしたでしょうか?


 続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。

 特に今回、切る間違えたかもしれません。


 今回も表現について何かあれば指摘してください。

 まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!

 

 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。

 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。

 

 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。

 それではまた次回、よろしくお願いします。

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