6月7日
「それじゃ、行ってくるね」
「おう、行ってこ~い」
部活に行く紅羽を見送ると、僕も教室を出て学校を後にする。
そのまま一旦家に帰り、私服に着替えると僕は駅前に向かう。
駅について改札前に向かうと改札の方をじっと見ながら髪を弄っている相沢さんを見かける。
「あ、誠一さん……」
「相沢さんお待たせ~」
そう言うと、相沢さんはこちらにとことこと近づいてくる。
「遅くなってごめんね」
「いえ、私も今来たところです!!」
「それじゃあ、行こうか」
そう言って電車を乗り継いで映画館へ向かう。
「楽しみですね」
「うん、あのアニメは何というか恋愛っていいなって思っちゃうよね」
「はい、二人とも一生懸命な姿が好きです」
「だよな~、マジで睡と眠が献身的すぎるよな」
そう言いながらアニメの話をしていると、あっという間に時間が過ぎて映画館につく。
完全に僕らの期待は最高潮だった。
「学生二人、お願いします」
そう言って互いに別々の会計も何なので、僕が支払い後から半分受け取る。
「それじゃ、グッズ見にいこっか」
そう言って映画館のグッズ販売ブースに向かうと、沢山の映画限定のグッズがあった。
「わぁ~、いっぱいですね~」
「映画館の醍醐味だよね」
そう言って僕らは時間まで色々見て回ったり、定番の特大ポップコーンとジュースを買う。
少し高いがこれも醍醐味だ。
そうして上映時間が近づいたので、中に入り指定された席に着く。
「楽しみですね~!!」
「そうだね」
そう言ってしばらくたつと、映画が始まった。
「面白かったですね~」
「そうだね~」
映画が終わり、僕らは映画館を後にする。
それにしても、今回の話はよかった。
いつも通りの甘々な感じは見ていて心が和んだ。
「それにしてもたくさん買ったね」
「だって映画でしか買えないんですよ!? 買えるときに買っとかないと」
彼女の言い分もわかる、わかるんだけど……。
「相沢さんそれ、持って帰れる?」
「はい、私力持ちですから!!」
そうは見えないんだよなぁ~。
持っている段階で少しふら付いているので危なっかしくて仕方なかった。
「貸して」
「大丈夫です!!」
フンスっと可愛らしく鼻を鳴らすが、全然大丈夫そうじゃない。
「おっと……」
ふらついてこけそうな彼女を支える。
「言わんこっちゃない、僕が持つよ」
「じゃあ、お願いします」
そう言って彼女の鞄を持つ。
「ありがとうございます」
そう言って僕らは楽しく話しながら帰宅し、彼女の家に荷物を置く。
「今日はありがとうございました」
「こちらこそ、映画楽しかったよ……また行こうね」
「あ、あの!?」
僕が行こうとすると、彼女は僕の腕を握る。
「どうしたの?」
「その、私の事下の名前で呼んでもらえませんか!?」
今回のお話はいかがでしたでしょうか?
続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。
特に今回、切る間違えたかもしれません。
今回も表現について何かあれば指摘してください。
まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!
ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。
け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。
まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。
それではまた次回、よろしくお願いします。




