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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
85/229

幼馴染み妹は頑張る

「ごちそうさまでした~」


 会計を済ませると、僕達は店を後にする。


「またきてにゃ~」


 なんというか、賑やかなお店だった。

 時計を見る。

 九時半なので、そろそろ試合が始まる時間だ。

 美優ちゃんの試合会場に向かうと、凄い人だかりだった。


「中村君?」


 声のする方へ向かうと、高田さんと相沢さんが二人で来ていた。


「二人も来てたんだ」

「うん、凪咲ちゃんに誘われてね」

「よかったら、僕達と一緒に回らない? 紅羽もいい?」

「うん、勿論」

「それじゃあ、皆でいこっか」


 そう言って僕達は会場の中に入る。

 モニターには出場者の名前が映し出されている。


「美優ちゃんのはどれだ?」

「レイスって名前にしてるみたい」


 そう言って探すと、カタカナでレイスと書かれたトーナメント表だった。


「相手はセンティって人か……」


 本選は各予選を勝ち抜いた64名でのトーナメントだ。

 格闘ゲームなので、勝敗のはっきりした戦いだ。


 そうして最初の画面が映し出される。

 計10試合を見てきたが、どれも高度な技を使っていた。

 流石は本選と言った所だ。

 そして、美優ちゃんの名前の番になる。

 試合が始まり、美優ちゃんは何とか頑張っているが赤子の手をひねるように、そして完封というに相応しい一方的な戦いだった。

 そして、美優ちゃんの戦いは終わった。

 凪咲ちゃんと集合場所に向かう。


「……あれ……」


 しばらくして、泣いていたのか目の周りが紅くなった美優ちゃんが僕らの方を見て驚いていた。


「よ、美優ちゃんお疲れ」

「なんでいるの?」

「美優ちゃんの応援?」

「頼んでないんだけど」

「そう言わないでよ」

「人が折角チケットあげたのに」

「あれ、ちゃんと昨日使ったよ?」


 そう言うと、呆れたように美優ちゃんは溜息を吐く。


「それより水臭いじゃないか、誘ってくれないなんて」

「恥ずかしいじゃん、負けたら」

「なんで? 頑張ってるんだから恥ずかしくないでしょ」


 何事も一生懸命な人は好感が持てる。

 夢に向かって走る人を少なくとも僕は笑わない。


「よく頑張ったね」

「子ども扱いしないで……」


 いつもなら撫でると払いのける所だが、今回は俯いて恥ずかしそうにしている。

 こういう所は変わってないな。 

 昔も負けたらこうやって慰めていた事を思い出す。


「頑張った、頑張った」

「がぁ~!! やめやめ、落ち込むのやめ!!」


 そう言って叫ぶと、彼女は歩き出す。


「今日は皆付き合ってもらうからね!!」


 そう言って彼女は先に行き、僕達は彼女を追いかけるのだった。

 



今回のお話はいかがでしたでしょうか?


 続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。

 特に今回、最後の文章の表現を悩みました。

 後日書き直す可能性がありますのでご了承ください。

 今回も表現について何かあれば指摘してください。

 まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!

 

 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。

 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。

 

 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。

 それではまた次回、よろしくお願いします。

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